2005年12月31日土曜日

ガム デンタルハブラシ 超 先端極細毛 コンパクトヘッド ふつう

Ins_02_05_042 1日に何回も歯を磨いていると、逆に歯ぐきを痛めることがありますが、さんざん試して、ようやく当たりを発見。これだと、力を思わずこめてしまっても、歯ぐきを痛めません。助かる。また、科学の勝利です。



李朝 暗行御史霊遊記 中内 かなみ

404873355909_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 李氏朝鮮を舞台の、陰陽師といった話しですが、最後は水戸黄門的、印籠で不正も暴くという痛快時代劇。設定がいかされなくて、荒いところも多いのですが、力強い作品です。★★★



2005年12月30日金曜日

ストリンガーの沈黙 林 譲治

415208678501_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ ウロボロスの波動の続編。前作と違って、長編になっってます。いろいろなアイデアを詰め込みすぎで、ちょっと未消化か。コンピュータや、異星人の思考についても、ちょっと納得がいかず、残念。



ウロボロスの波動 林 譲治

415030815201_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 久々のハードSF。宇宙を舞台に人類が生存をかけて闘うと、こうでなくちゃ。★★★



2005年12月25日日曜日

今日も元気に魔法三昧!―マジカルランド ロバート アスプリン,ジョディ・リン ナイ

415020376809_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 競作で復活した、新生マジカルランド・シリーズの第1作。登場人物の知略で乗り切ろうというのは、同じですが、世界に対する接し方がずっと現実的になってます。登場人物が、すでにスパーマンだらけで、この先が心配。★★



南天 東郷 隆

051225_043152 戦国をメインに、幕末もテーマにした短編6本を収録。初期の短編集。語り口に凝ったり、実験的な要素が多い作品が主。ただ、登場人物は、すさまじい人間が多く、「試し胴」の主人公や、「へそくらへ」の山伏など気味の悪い人物が次々に登場する。こういった人間が戦国を生きたのかと、自分たちとの違いに唖然となるかも。★★★



荻窪 すぱいす

051224_131009 美味しかった荻窪のすぱいす。今日食べたら、スパイスがばらばらで、味もぱさぱさ。酸味が強すぎて、辛みが殺されてます。開店した頃は、あんなに美味しかったのに。たまたまなんだろうか?



ムアンタイ鍋

神保町のムアンタイ鍋も閉店してました。うう



2005年12月24日土曜日

大いなる復活のとき サラ ゼッテル

415011273809_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 野心的な70年代SFの後継といったところ。設定や、プロットは面白いんですが、感動はあまりないかも。しかし、久々のハードSF。★★★



2005年12月23日金曜日

神保町ハートビート

051221_155223 しばらくご無沙汰していたら、神保町にあったパン屋さんハートビートが閉店してました。半年も知らなかった。あの麦の味が濃いパンが懐かしいです。全粒粉100%ブレッドが食べたい。張り紙によると、復活もあるかもとのことで、応援のメールを送りました。ファンだった方是非。



heartbeat@kdm.jrnet.ne.jp



2005年12月19日月曜日

水滸伝全19冊 北方 謙三

408774782401_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 19巻でようやく終了。三国志と違い、登場人物をどんどん殺せるので、北方ハードボイルドには、ぴったりの話しだったのでしょう、とにかくどんどんかっこよく殺して、痛快時代劇になってます。でも、晁蓋が死んだあたりから戦闘の中で死ぬようになって、だんだん死に方もつまらなくなってきます。終わり方は、かなり残念。★★★



考える脳 考えるコンピューター ジェフ・ホーキンス

427000060001_ou09_pe0_scmzzzzzzz_作者は、Palm Computingの創業者のジェフ・ホーキンス。この人、資産を傾けて脳の研究をしていると書かれています。いきなり自分の人生の話しを書いたり、文章の書き方がヘタで頑張って読まないと、とても凄さには気がつかない本になってます。しかし、内容は凄い。
ぼくは前々から、今の人工知能の作り方を、チューリング・ロボットとかってに名前をつけていて、このシステムでは知性を作ることはできないと思っていました。もちろん、神秘的なものを信じているのではなく、化学的、物理的なものだが、知能に対するアクセス方法が間違っていて、チューリングテストの延長では、知能はできないと思っていたわけです。
この本、いきなりチューリングテストの延長である、知能の考え方を否定しています。
そして、時間の把握、予測、感覚器官へのフィールドバックシナプスが、感覚器官から流れてくる量の3倍などの考察から、考えるということがどういったものなのかという、モデルを作り上げています。
とくに、把握という概念が予測とセットになっていること、こうした考えは、今後のモデル作りや、インターフェースの作り方に大きな影響を与えると思います。
人間は、予測ができれば不便なものでも使うが、予測ができなければストレスに感じるという入力デバイスに対する考察は秀逸。



ヒューマンインターフェスに対する考え方を、まったく変えてしまう程の本です。
音声認識に対する問題点の指摘もうなります。
デザインを考える際に、脳の生物的な思考モデルを考えることも必要なのだということを理解できるだけでも、意味のある久々にじっと考えてしまった本を読みました。★★★★★



2005年12月15日木曜日

それゆけ、ジーヴス P.G. ウッドハウス

433604677801_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ ジーヴスものも3冊目、もう2冊の発売も決まり、おまけに文藝春秋でもウッドハウスものがでるそうです。ブームが来そう。「刑の代替はこれを認めない」は、大傑作です。★★★★



3冊目の刊行、「それゆけ、ジーヴス」を読みました。好評で、もう2冊の刊行も決まったそうです。
絶好調、翻訳のうまさが問題の本ですが、落ち着いてきて、うまくなってます。



後書きに、デレク・パーフィットの紹介が書かれていました。
この人、イギリスの哲学会のとてもとても偉い人。
「理由と人格―非人格性の倫理へ」は、ぼくも読みましたが、大変な本でした。
ところが、作者はそれゆけ、ジーヴスの後書きで、哲学におけるモンティ・パウソン学派と紹介されていたんです。
これで、一挙に「理由と人格」に何が書いてあったかわかってしまいました。
あんなに、よくわからない共感のない本だったのに。
ジーヴス効果です。
イギリスの哲学、恐るべき。
西田哲学や、梅原哲学も、京都の格好いいところを散歩して、うどんを食べるだけですが、
散歩して、うどんを食べてもよくわかりません。



注:京都の哲学の道を散歩して(ギャグじゃなく本当に実在します)、この人たちは本を書きました。同じ道にうどん屋さんがあって、観光的に有名。でも、釜だしうどんですが、そんなに美味しくありません。



しかし、イギリス哲学の先端は、ジーヴスを読んで、モンティパイソンを見ればわかるわけで、
思想的に地上に降りていて、しかも、テーマをとてつもないレベルにしているのは凄いです。



レッドドワーフをお好きな方は、是非とも読んでください。



ただただ、脱帽。
イギリス哲学恐るべき。



哲学書って、読むもんです、役にたつんですから。



2005年12月12日月曜日

スパイの世界史 海野 弘

416365410009_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ スパイ本からの抜粋を集めて、スパイの歴史というより、政府がいかに謀略をやるのかという本になってます。あとがきに書かれた、情報活動というのは、それまでの知識の延長として世界をとらえるのだが、パラダイムが変わると対応できないという言葉が印象的です。★★★



2005年12月4日日曜日

爆音ナイトとお好み焼き

吉祥寺で爆音ナイト見てきました。ついでに、ばらえ亭で黒豚と、ジャガイモにニンニクが効いたお好み焼き。



2005年12月1日木曜日

江は流れず―小説日清戦争 陳 舜臣

408154006309_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 中国側から見た日清戦争。袁世凱が好きになるから不思議です。資料に基づいた力作。★★★