2011年5月7日土曜日

1人の編集者の給料のためには何冊必要なの「電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命」津野 海太郎

電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命紙の本は、そのうち無くなる。ぼくも、そう思ってます。作者は、円本辺りをブームの走りと考えてますが、ぼくはシャーロック・ホームズ辺りの雑誌、新聞小説ではないかと思っています。ともかく、人類史の中でも資本主義のもと狂ったように大量の売るための本を作った謎の時代も、200年は続かないと思ってます。電子本は、この紙本とはまったく違った経緯で成立したもので、行く末もまるで違ったものになるのでしょう。しかし、紙の本は、この資本主義世界を抜けて、昔ながらの人類の伝統の中、残っていくと思います。売り物としては、とんでもなく高価になるでしょうけど。とにかく、1人の編集者の給料を出すために、毎月数点の本を出版する時代がおかしいのは歴然です。★★★★

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