2011年7月18日月曜日

「ロザムンドの死の迷宮」アリアナ・フランクリン

ロザムンドの死の迷宮 (創元推理文庫)2作目です。1作目は、中世、封建的なイングランドに、地中海から、アラビア人とユダヤ人をつれた女性検察官がやってくるという、設定だけで十分でした。今回は、主人公はイングランドに腰を落ち着け、女性というハンディ以外はなく、殺し屋のほうがはるかに理性的というなかで、普通の推理小説になってしまいました。修道院が舞台なのに、祈りはなし、暴力的な男性に囲まれた女性が頑張る物語になってます。もちろん、できはいいのですが、1作目のような魅力はなくなってしまいました。次回作に期待です。★★★

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