2012年7月13日金曜日

「アルフハイムのゲーム」ジャスティナ・ロブソン

アルフハイムのゲーム (ハヤカワ文庫SF)いきなり、現在の世界観を紹介する章から始まります。こういったものが、文章の中から浮かび上がってくるのが、トーマス・マン以来の文学だと思ったのですが。悪い予感をねじ伏せて読んでいくと、どう読んでも意味が取れない文章が時々現れます。もちろん面白いところもあって、女性サイボーグ捜査官が、鉄腕アトムのように、足からジェットを出して空を飛んだり、エルフの謎の習性が次々現れたり、でも、出来が悪いのがいいところを超えてます。これを翻訳して出すとは。それとも訳者が悪いのか。★

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