2010年1月26日火曜日

赤報隊始末 御用盗銀次郎 東郷 隆

赤報隊始末 御用盗銀次郎魁銀次郎ものというよりも、「くちなわ阪」といった文章構成になっています。物語よりも、史実を絡めた歴史物で、赤報隊とその隊長、相楽総三の顛末を、銀次郎を絡めて描いています。盛り上がるところがなくて、たんたんとした筋書き、異常に多い登場人物、史実優先なのでしかたがないのですが、読み物としては面白くない。くちなわ坂で、庶民の暮らしの詳細を見事に絡めて面白くなった手法が、元に戻ってしまい、なくなってしまいました。★★

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