2013年6月30日日曜日

ご飯が食べられなくて停戦「岳飛伝 5 紅星の章」北方謙三

岳飛伝 五 紅星の章金と南宋がとうとう停戦。国力を尽くした総力戦の限界。今後、岳飛がどうなるのか心配な終わり方です。もう止め時のような★★

2013年6月28日金曜日

観察眼、大復活「先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学」小林朋道

先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学ひばりに始まって、トカゲに、蜂に、ヤギと、鋭い観察が新しい認識に結びつきます。これが読みたかった。当初の面白さが復活です!★★★★

2013年6月25日火曜日

もう2冊でてますから「任務外作戦」ロイス・マクマスター・ビジョルド

任務外作戦 上 (創元SF文庫)うわ、明るい。ウッドハウスのジーヴスみたい。貴族社会の結婚話しです。まるで、最終回の大演壇。しかし、この後も、もう2冊出ているので、シリーズは続いてます。★★★

2013年6月20日木曜日

本編よりも面白い「彷徨える艦隊 外伝 1 反逆の騎士」ジャック・キャンベル

彷徨える艦隊 外伝1: 反逆の騎士 (ハヤカワ文庫SF)外伝です。本編の、敵役、シンディック体制打破のために、二人の司令官が反乱を起こします。地上軍に、航宙軍に、政治的駆け引き、民衆対策。すべてがパッケージになって、ちょうどいいミックス具合です。★★★

2013年6月18日火曜日

「ノンデザイナーズ・デザインブック」Robin Williams

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]ひと目でわかる、適応前と適応後の違い、とうとう日本語第5版です。素晴らしい本です。でも、実際に自分でやろうとするととても難しいのでした。10年前から、講義とかで紹介してます。久々に、新しい版読みました。★★★★

2013年6月17日月曜日

ちょっと憂鬱なユーモアミステリー「女王陛下の魔術師」ベン・アーロノヴィッチ

女王陛下の魔術師 (ハヤカワ文庫FT ロンドン警視庁特殊犯罪課 1)さすがヨーロッパの警察の下っ端は厳しい。そんななか、魔法が使えることがわかり、警察官&見習い魔術師に。ロンドンの階級社会を横に感じながら、移民の若者が頑張ります。するどい洞察力。下町のスラング。翻訳が酷いと書かれていますが、瑣末な部分を取り上げるべき小説でもない気がします。十分楽しめました。この緩くて暗いユーモアが、読んでると染みこんできます。★★★

2013年6月13日木曜日

「モバイルフロンティア よりよいモバイルUXを生み出すためのデザインガイド」

モバイルフロンティア よりよいモバイルUXを生み出すためのデザインガイドUIデザインの作り方として、書籍「ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法」の12のルールが解説されてました。UIにも大切なアニメーションですね。★★★

2013年6月12日水曜日

「ウミウシ学 海の宝石、その謎を探る 」平野 義明

ウミウシ学―海の宝石、その謎を探るウミウシとは、巻貝の貝がなくなった奴らしい。食べ物、卵、一生、とにかく詳しく教えてくれます。前半、50ページぐらい大量の固有名詞がでてきますが、それを乗り越えると生体の話になります。分子生物学的に再編成が始まっているようですが、そこまでの話はなし。この前、東大の学祭でも見たのですが、思ったよりも小さかったです。それと、とにかく不味いとのこと。作者の方偉い。★★★

2013年6月10日月曜日

大正、昭和のライトノベル「大菩薩峠 01 甲源一刀流の巻 [Kindle版]」中里介山

大菩薩峠 01 甲源一刀流の巻知り合いが、FaceBookに書いてて、確かにKindleで読むのにピッタリだと思い、電車の中で読んでみました。20年ほど前に、2巻まで読んでましたが、綺麗に忘れていて、楽しく読めました。しかも、俊足。読む本がないときはこれです。しかも、0円。★★★

2013年6月7日金曜日

いつもどおり難解「言語都市」チャイナ・ミエヴィル

言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)とうとう最後まで解らない言葉に囲まれて、読了。説明もなく、意味もわからない、それでも自分がとんでもない世界にいて、その世界がとても魅力的です。チャイナ・ミエヴィルが作る都市は、本当の異世界。その都市を自分が覗き見て、今回は新しい言語の誕生に立ち会えます。傑作です。★★★★★

2013年6月4日火曜日

世界の全てのリソースにURIを、割り付けよう。APIワールド「RESTful Webサービス」Leonard Richardson、Sam Ruby

RESTful Webサービス仕事で読んだ本はあまり紹介しないのですが、この本は別。世界のすべてのリソースが、ネットのかなたに存在する世界。そんなSFそのままの預言書です。堪能しました。★★★★

2013年6月2日日曜日

評判通りの分かりやすさ「強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く 」大栗 博司

強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)ヒッグス場が何を表しているのか。確かにわかりやすい本ですが、2012年のCERNの成果につては、厳密さを書いているように見えます。いろいろと抜かされているところがちょっと不安。★★★

2013年6月1日土曜日

岳飛の救国とは「岳飛伝 四 日暈の章」北方 謙三

岳飛伝 四 日暈の章岳飛が、禁軍と対決。これが、名将同士の対決になって物語の中心に。しかし、何のために戦っているのか不明のまま。そろそろ、物語を閉めたほうがいいのではないでしょうか。★★