2010年5月30日日曜日
中世哲学を再勉強「天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡」 八木 雄
アウグスティヌスや、トマス・アクィナス、イスラム神学者ガザーリーの本を読んだのは、高校生の頃でした。トマス・アクィナスは、だらだらと続く冗長な文章、何度も同じことが言い換えられて続く独特の著述スタイルに、バカバカしさしか感じませんでした。反対に、ガザーリーは、綿密な考証、考え尽くした思考に驚き、これで神を信じられるのと思ったら、やはり晩年は思索を辞めて敬遠な信徒に戻ったという記述を見つけてなるほどと思ったものです。トマス・アクィナスの、アリストテレスの有名な命題「それ自体で存在するもの」、実態への捉え方は、甘いとしか思っていませんでした。この考えが間違っていたことにようやく気づきました。トマス・アクィナス、そしてヨハネス・ドゥンス・スコトゥスを通じて中世神学哲学全体の再把握にこれほど適した本はないと思います。そして、オッカムのみつけた近代というものを、考え直すために中世哲学が役に立つという、当たり前のことをみせてくれました。この厚みでも、薄すぎるほど中身が詰まってます。★★★★
NHK技研公開行ってきました
2010年5月29日土曜日
初心者のための海図教室 吉野 秀男
近代科学の写真集「Deep Inside」西澤 丞
2010年5月28日金曜日
別役実?「なつかしく謎めいて」 アーシュラ・K. ル=グウィン
2010年5月25日火曜日
ボルヘスの数学「数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論へ」イーヴァル・エクランド
2010年5月24日月曜日
現実のエクソシスト「バチカン・エクソシスト」 トレイシー ウイルキンソン
2010年5月23日日曜日
新時代を感じました。Make: Tokyo Meeting 05
2010年5月21日金曜日
ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 1、2、3巻 町山 智浩
2010年5月20日木曜日
先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学 小林 朋道
2010年5月19日水曜日
2010年5月15日土曜日
ん 日本語最後の謎に挑む 山口 謠司
2010年5月14日金曜日
アマゾン文明の研究―古代人はいかにして自然との共生をなし遂げたのか 実松 克義
2010年5月13日木曜日
「食糧危機」をあおってはいけない 川島 博之
常識が吹っ飛びました。食糧危機はこない。では、なにゆえ。
◆BRICsの成長で、穀物が足りなくなる------牛は増えない。豚や鶏だけ。大豆が飼料だが、海外では油をとるだけ。増えた大豆は、ブラジルだけで供給可能。インドは、ベジタリアン化。イスラム圏は、鶏。肉は十分に供給可能。穀物は大丈夫。
◆買い負けで魚がたべれなくなる-------寿司はただのブーム。魚を食べる習慣をもつ民族は少ない。中国は川魚。現在でも、買い負けは、それだけの値段に見合わないので、買わないだけ。買えないわけではない。
◆人口増加-------中国でさへ、すでに出生率は下がっている。人口増加は止まった。
◆食物生産は限界、土地がない、水不足-------効率のいい農業を行っているのは、アメリカ、ヨーロッパのみ。まだまだ、世界では効率化が可能。世界中で価格維持のため、減反している。土地はまだまだある。灌漑農業は、不利な土地だけ。世界では天水農業がほとんど。地下水がなくなっても、実際は大丈夫。アラル海は、綿を栽培したから。オガララ帯水は、不利な土地で、過疎化。五大湖の南の本当の穀物地帯は、水不足もない。
肥料不足もなし。
◆バイオ燃料で穀物不足-------アメリカのバイオ燃料は実際には、とうもろこし農家への補助金政策。ブラジルではとうもろこしの数倍増産が可能。
ということで、常識が変わります。すごい★★★★★
2010年5月11日火曜日
2010年5月10日月曜日
作ってわかるLED照明入門 臼田昭司
2010年5月9日日曜日
2010年5月8日土曜日
2010年5月7日金曜日
ラウィーニア アーシュラ・K・ル=グウィン
2010年5月6日木曜日
ブレードランナーの未来世紀 映画の見方がわかる本 町山 智浩
2010年5月1日土曜日
葬式は、要らない 島田裕巳
オペレーション・アーク 3 デイヴィッド・ウェーバー
登録:
投稿 (Atom)