2010年10月31日日曜日

Dropbox 50Gに。EverNoteと、iTunesもDropboxに移動してみました。

Dropbox50g Linkstationが壊れて、普段のバックアップをどうするかが問題になりました。もう、LinkStationは、使いたくないし。そこで、Dropboxを50Gにアップグレードしてみました。EverNoteと、iTunesもDropboxに移動。EverNoteのクライアントデータベースの更新に時間がかかりましたが、移動終了。今、名古屋出張中なので、帰ったら、ほかのPCからローカルでEvernoteを起動してみようと思います。クライアントデータベースで競合がおきなかったら報告します。EYE-FIのローカルアップロイード先も、DropboxのPhotosに変更。



2010年10月29日金曜日

人物描写がまるでダメ「死への婚礼―修道士カドフェルシリーズ(5)」エリス ピーターズ

死を呼ぶ婚礼―修道士カドフェルシリーズ〈5〉シリーズ5作目。政略結婚と、愛する人と結ばれたい若い男女というわけで、人物描写がまるで現代。しかも、類型的すぎ。3分の1で犯人もわかってしまい、読むのが苦痛でした。残りシリーズが心配です。★★

2010年10月28日木曜日

ワトキンスのアンチョビソースでパスタ

Geo_Watkins_Anchovy_Sauce ワトキンスのアンチョビソースです。アンチョビペーストや、アンチョビのオイル漬けと違って、香辛料を入れて、液体ソースにしてあります。これ、焼いたフランスパンにかけるだけで、最低限のツマミになります。電子レンジで温めたジャガイモにかけるのもいいです。今日は、雨だし、寒いし、買い物も嫌だったので、これでパスタを作りました。鷹の爪、ニンニク、タマネギ、オリーブオイル、バジルだけの簡単レシピです。塩辛いので、2度にわけて入れるのがコツです。1度目は、タマネギを炒めた後、2度目は、出来上がったパスタに直に。ご近所だと、秋葉原のFOODS SHOP WATABEで扱っています。



2010年10月27日水曜日

これを外国人がかけるとは驚きです「黒い風」F・ポール・ウィルスン

黒い雨 太平洋戦争を題材にした歴史伝奇小説です。主人公は、ハワイで侍に育てられた、日本軍情報将校。対するは、古来から続く日本の秘密宗教団体と、この団体に属する、主人公の兄。これに、二人の愛する、伯爵令嬢。ハワイで、兄妹同然に育った、白人情報将校などが絡み、真珠湾攻撃、ミッドウェー、広島への原爆投下などが、歴史小説なみの精度で語られていきます。ポール・ウィルスンらしいところは、この宗教団体の持つ、秘術だけで、これがなくても歴史小説としてなりたつほどの出来栄え。しかし、この宗教団体が凄くて、入団するには、手や足、眼などを取り去り不具者になるという条件付き。グロテスクで恐ろしい集団です。この集団により、日本が戦争へとなだれ込むというストリーになってますが、現実に、何故日本が太平洋戦争を引き起こしたのかの必然性が、これほどグロテスクな考えを導入しないと理解出来ないほどです。★★★★



2010年10月26日火曜日

生物多様性は大変ってわかります「地球最後の日のための種子」スーザン・ドウォーキン

20080228 スバルバード国際種保存施設(Svalbard international seed vault)の入口写真です。。ノルウェー領のスバルバード島、北極から1000Kmにある、植物のジーンバンク。この本、この施設を作った男、ベント・スコウマンの伝記の形をとって、植物の遺伝子多様性を守るのがどういう矛盾を含んでいるのか、とても丁寧に書いてあります。小麦、大麦、トウモロコシ、大豆、稲。これらの多様性を守るには、第3諸国の協力がかかせないが、それはだれのものなのか。とにかく、勉強になります。★★★★★



2010年10月25日月曜日

孔明がだめだめ「三国志〈第9巻〉」宮城谷 昌光

三国志〈第9巻〉劉備や、曹操といった巨人が過ぎ去り、曹丕さえもいなくなった三国。ただ一人、孔明が頑張りますが、彼もそれほどの天才でもなかったようです。しかし、小人が頑張る姿は面白い。今までの三国志のなかで1番面白い巻になってます。★★★

2010年10月24日日曜日

シリーズ第5作「アルテミス・ファウル 失われし島」オーエン・コルファー

アルテミス・ファウル  失われし島悪のハリー・ポッターと言われた、アルテミス・ファウルがいい人になっちゃいました。失われた第8族デーモンたちを救うために、ホリーと手を組んで悪と戦ってしまいます。お話もよくできてるし、テンポもいいんですが、ピカレスクじゃなくなって、丸くなったアルテミスはミスもおかすし、人間的な感情も次々表現して、このあたりがっかり。悪の天才子どもにもどって欲しいです。★★★

後半3分の1は完全にトホホ「古事記逆説の暗号―日本書紀を覆す反骨のカラクリ」関 裕二

古事記逆説の暗号―日本書紀を覆す反骨のカラクリ古事記は、偽書であり、平安時代に多氏が捏造した。とこの辺りまでは、ついていけますが、後半、多氏も意味がなくなり、著者独自の大和朝廷成立の秘話が古事記に隠されているというトンデモが展開します。多氏が、どうしてこの書を作ったのか、万葉仮名が使われたことは、著者の最終結論とどう考えても結びつかないんですが。★

2010年10月23日土曜日

「呉越春秋 湖底の城 第一巻」宮城谷 昌光

呉越春秋 湖底の城 第一巻呉越春秋ですが、物語は、楚の伍子胥から始まります。早速、女性と出会い、商人の知己を得、部下を掌握するのは、宮城谷の大道で、天に導かれているのでしょうがないところ、1巻はここまで、孫子の兵法の孫武も顔を出します。まだ、伍子胥らしいところがなにもないのですが、これからですね。★★

2010年10月22日金曜日

LinkStationが故障、取り外してバックアップしてみた(NASのマウント)

LinkStationのLINK/ACTランプが点灯しなくなった。マウントできない。音もちょっと異常。しかたがないので、処分することにしました。問題は、バックアップで、検索するとこれをメインサービスにしている会社もあるほどで、意外に大変そう、メモを書いておくことにしました。


まずは、取り外し。ケースは壊れてもいいと割りきって、マイナスドライバで、ケースを取外し。ネジは、プラス。意外に簡単に外せました。プラスチックの小片がいくつか壊れて取れましたが、機能的にはもとに戻すことも可能です。Western Digital のディスクを発見。ジャンパーピンもついてたので、メモをとって外しました。


次は、マウント。 Groovy社のUD-500SA、HDD簡単接続セットを使ってマウントしました。OSは、WindowsXPです。USB大容量デバイスとしてマウントされたらしいのですが、エクスプローラーからは見えません。LinkStationは、NASのハードディスクのためEXT2フォーマットです。FATとかではないので、見えないわけです。そこで、Explore2fsというソフトをみつけました。これ、EXT2フォーマットをWindowsから見て、ファイルコピーができます。起動すると、hd7というハードディスクがみえました。もちろん、2バイト系の文字は文字化け。表示メニューからフォントをMSゴシックに変更。UTF-8から、UTF-16への変更チェックを解除。これで、普通に日本語ファイルも表示されました。ディレクトリを選択して、マウスの右ボタンで保存。もう1台、USB接続したディスクを保存先に指定。コピーが始まります。160G程度あったので、20時間ちょっとかかりましたが、無事コピーは終了。日本語ファイルも大丈夫でした。NASのハードディスクも考えものです。Raidを組んでも、ネットワーク接続部分の機器が壊れたのではどうしようもありません。クラウドに置くとか、ぼちぼち考えたいです。



2010年10月21日木曜日

異界の力がない悪役では役不足「始末屋ジャック凶悪の交錯」F・ポール・ウィルスン

始末屋ジャック 凶悪の交錯 (下) (扶桑社ミステリー)異界復活の儀式には世界中に、人柱を建てる必要がある。太古から建て続けられる人柱を、カルト教団が建設を引き継いだ。抜群の設定なのに、中身は陳腐。前科に続き、悪役が役不足です。★★★

2010年10月20日水曜日

始末屋ジャック「深淵からの脅威」F・ポール・ウィルスン

始末屋ジャック 深淵からの脅威〈下〉 (扶桑社ミステリー)お姉さんの次は、父親が異界の標的に。謎の犬を連れた老婆もフルに登場。しかし、今までのスピード感が消えてしまい、今ひとつです。結末も、戦争もどきの力技で、知恵がありません。★★★

2010年10月19日火曜日

「幽霊屋敷の秘密」F・ポール・ウィルスン

始末屋ジャック 幽霊屋敷の秘密〈上〉 (扶桑社ミステリー)始末屋ジャック、今回は、幽霊屋敷です。インチキ霊媒師が幽霊屋敷に住み込み、本当に霊的能力を得てしまいます。その力は、神か異界か。神も悪魔も信じない、ただ自分しか信じない。ジャックの面目躍如のストーリーです。もっとも、子どもができて今後が心配ですが。★★★

2010年10月17日日曜日

ジャックが異界との戦いの戦士に「見えない敵」F・ポール・ウィルスン

始末屋ジャック 見えない敵〈上〉 (扶桑社ミステリー)とうとうジャックが、異界との戦いの戦士に選ばれてしまいました。あっさり死んでしまった、双子の正体がわかならいままで、不満が残りますが、ジャックの手腕が今回は光ってます。謎の老婆も登場。まるで新シリーズの開幕みたい。★★★

2010年10月16日土曜日

マンハッタンの戦慄の後日譚「悪夢の秘薬」F・ポール・ウィルスン

悪夢の秘薬〈上〉 (扶桑社ミステリー)「マンハッタンの戦慄」で逃げ出したラコシ君が登場。彼も人類から作られた生物だったことを改めて認識します。マンハッタンの戦慄の残してあった部分が解決。シリーズが本格的に繋がってきています。★★★

2010年10月15日金曜日

4冊の中では「零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係」西尾維新

零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)粗製乱造の4冊の中では、1番まともでした。地上最強が登場、ストリーがダメダメなので、キャラ次第で、面白くなったり、どうしようも、なくなったりするようです。★★★

2010年10月14日木曜日

世界幻想文学大賞「魔術探偵スラクサス」マーティン スコット

魔術探偵スラクサス世界幻想文学大賞の、ファンタージー、ユーモア、ミステリーというと、出来すぎの気がしますが、確かに出来すぎ。ファンタージーとしての世界や、魔法や、キャラクターがよく出来ている上に、ミステリーとしてのハードボイルドさもいい感じで、しかも、笑える下町探偵。助手は、大剣と斧を持った美女ウエイトレス。王女を救い、王子の名誉を守り、権力妄想の政治家や宗教家を鼻であしらう。痛快、ユーモアミステリー。すべてがうまく融け合ってます。続編も翻訳を激しく希望します。★★★★

2010年10月13日水曜日

「宇宙開発SF傑作選 ワイオミング生まれの宇宙飛行士 SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー」中村 融・編

ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)サターンロケット時代のオマージュ満載の短編集です。ぼくも、U.Sのアポロ計画後に産まれ、小学校でテレビで着陸を見て、夜もテレビにかじりついていた世代ですから、この本の気持が手に取るようにわかります。最後の短編、ワイオミング生まれの宇宙飛行士は、まるで現代の日本のようでニュース番組で平気で占いをやり、オカルトが科学や、数学よりも人間らしいと思っている社会に真の人間的ってことを思い出させます。バンザイ!★★★★

2010年10月12日火曜日

始末屋ジャック第3弾「異界への扉 」F・ポール・ウィルスン

異界への扉 (扶桑社ミステリー)9月分のアップが、まだ終わってなくて、最近のBlogは、まだ9月分です。といっても10月はほとんど読めない状態が続いています。この本、電車の中で読むには最高でした。ナイトワールドの、あの怪物が、まだまだ人間ぽい頃の前日譚。いよいよナイトワールド世界に突入です。★★★

2010年10月11日月曜日

凄い世界の終末「ナイトワールド」 F・ポール・ウィルスン

ナイトワールド〈上〉 (扶桑社ミステリー)とにかく、世界の終末の迎え方が半端じゃない。これほど凄いのは、始めて読みました。まるで生き残れる気がしません。★★★★

2010年10月8日金曜日

完成度が異常に高い「神林長平トリビュート」

神林長平トリビュート神林長平作品をレスペクトした、作品集。さすがに異常にレベルが高いです。しかし、自分の人生に関わるほどの作品はない、ただただ完成度が高い作品。読んでて、悲しくなりました。やはり、本の最後は思いいれですね。★★★

2010年10月7日木曜日

ペルディード・ストリート・ステーションの作者が作った裏ロンドン「アンランダン ザナと傘飛び男の大冒険 ディーバとさかさま銃の大逆襲」チャイナ・ミエヴィル

アンランダン 上 ザナと傘飛び男の大冒険あの難解なSFファンタジー「ペルディード・ストリート・ステーション」の作者が裏ロンドンを想像。しかも、ジュブナイル。アンランダンは、アン・ロンドンのことだそうです。当然、ニール・ゲイマンの「ネバーウェア」を思い出しますが、作者もこれには言及してます。こうして出来上がったロンドンは、ペギー・スーの絶好調の頃のように危険な街に仕上がってます。上下2冊一気読み。久々に大人も読める、ジュブナイルです。★★★★

2010年10月6日水曜日

本当に死骸を拾ってきてます「頭骨コレクション 骨が語る動物の暮らし」福田史夫

頭骨コレクション――骨が語る動物の暮らしこの方、凄いです。丹沢近くの山の中を歩き、死骸を見つけ、拾ってきて、皮を剥ぎ、身を削り、骨を回収してます。しかも、巻末には、死骸からの骨の回収方法つき。中身もやっぱり濃くて、哺乳類の骨について一気に興味がわきます。★★★★

2010年10月2日土曜日

「聖ペテロ祭の殺人―修道士カドフェルシリーズ(4)」エリス ピーターズ

聖ペテロ祭殺人事件―修道士カドフェルシリーズ〈4〉シュルーズベリは、三日間のお祭り。ところが、祭りに来た商人が殺されてしまう。いい雰囲気の新院長の元、カドフェルの犯人探しが始まります。お酒の飲み方が半端じゃない、さすがイギリス。★★★