2018年7月31日火曜日

「Raspberry Piではじめる機械学習 基礎からディープラーニ ングまで (ブルーバックス)」金丸 隆志

今まで読んだ機械学習のどんな本よりも、理解しやすく、手が動き、実際のコードの意味がわかる本です。奇跡の入門書。機械学習の勉強をしたかったら、この本を使うべきでしょう。Raspberry Piの計算能力うんぬんを言い始めるより、まず基本の理解です。すごい本出ました。教科書にも最高です。★★★★★

2018年7月30日月曜日

「反ワクチン運動の真実」ポール・オフィット

ワクチンの安全性についての科学書を探して読みました。肺炎球菌ワクチンをぼくも打つ年齢が近づいているし、ワクチンを子供にうたないという人が周りにも結構いて、エビデンスが欲しかったので。論文なども後ろに載っているので、後は自分で判断するしかないのですが、集団免疫がないということは、恐ろしいことなので、ワクチンの有用性を信じる人が増えるのはいいことだと思います。子どもを持っている人には読んで欲しい本です。★★★★★

2018年7月25日水曜日

「中国古代史研究の最前線」佐藤信弥

夏王朝から、漢ぐらいまでの新しい研究成果をまとめた新書です。しかし、研究の概略が多く、成果をきちんとまとめてくれていないので、雰囲気しかわからず門外漢には辛かったです。それでも、文字中心に古代世界が解き明かされている中国は凄いなと思えます。甲骨文字。青銅器に刻まれた金文。竹に書かれた文書。どれも、邪馬台国のはるか前の時代です。文字最高。★★

2018年7月23日月曜日

49日は、忙しい 続

前回は、葬儀前後に、書類の山にひたすら、母と自分の住所と名前を書き続けたという話でした。マイナンバーカードを返却するのにも、紙に名前と住所が必要なのですから。今回は、平日の昼間しかできない作業が続くという話です。 さて、東京に戻ってからですが、銀行口座がごっそり減りました。病院は、基本的に個室なので、個室代がかかります。昨年の12月ぐらいから、すっと個室でしたが、15日でしたので、諸々あわせ、病院への支払いが17万程度。火葬・埋葬許可が5万円。家族葬の小さな葬儀でしたが、48万。それに、頻繁に往復していた新幹線代、病院から私物を運んだタクシー代、諸々で、たった3日ですが、現金で80万程度はかかってます。 回収のため、申請をがんばります。まずは、年金の未払い請求です。必要な書類は、ぼくが母親の面倒を見ていたという証明書で、これは会社で判を押してもらいました。他には、母の生まれてから死ぬまでの戸籍謄本、ぼくと妹の戸籍謄本、印鑑証明、それに年金証書です。妹には、銀行で作ってもらった書類への捺印を含め、必要書類を書いたものを郵送しました。 次は、区役所に行って、ぼくの戸籍謄本と、印鑑証明を取得。これは、もちろん平日昼間。 母の生まれてから死ぬまでの戸籍謄本は、福山では全て揃わず、大阪市に郵送で戸籍謄本の郵送依頼を行いました。返信用切手、封筒、定額小為替。定額小為替は、郵便局で購入します。これも、平日昼間。これが、1通450円のはずが、古いものなので750円かかるとのことで、電話をいただき、再度郵便局で定額小為替を購入し、郵送し、といった手間がかかり、2週間程度取り寄せにかかりました。ちなみに、母の生まれてから死ぬまでの戸籍謄本、ぼくと妹の戸籍謄本、印鑑証明を3セット取りました。費用は、総額で12000円ぐらい。妹から銀行で作ってもらった書類への押印、戸籍謄本、印鑑証明が届きました。 さて、これを持って、年金事務所に向かいます。平日の9時5時で。千代田区3番町にあることを確認し、行ってみました。ところが、事前予約が必要とのことで、この日は手続きができませんでした。 しかたなく、銀行へ向かいました。書類には、母親の通帳類と、振込を受ける自分の通帳も持参します。こちらは、京橋の広島銀行東京支店です。こちらは、何事もなく、関連書類のコピーに時間がかかりましたが、1時間程度で終了。10日ほどで、通帳に残っていた60万絵程度ですが、ぼくの口座に振り込まれました。後日、予約をとって、年金事務所も1時間程度で終了しました。こちらの振込は、3ヶ月程度かかるとのこと。大和証券も、無事終了。戸籍謄本等も、どこもコピーをとってくれたので、今のところ1部でも大丈夫そうです。とりあえず、平日昼間んp申請は一段落しました・ 次は、ガス水道電気と、火災保険です。

2018年7月20日金曜日

「彷徨える艦隊 ジェネシス 先駆者たち」ジャック・キャンベル

シリーズものの第2の外伝というやつで、本編の主人公のご先祖様が登場します。性格もそっくりで違いがわからない。しかし、文明のグローバル化と、その集落を扱っていて、しかも、それがどのようにダメになるかを具体的に孤立主義と、政治、行政、軍事を絡めて展開しているところは、今までにない作品です。★★★

2018年7月11日水曜日

「図書室の魔法」ジョー・ウォルトン

主人公は15歳の女の子。女子寄宿学校に放り込まれ、外出して図書館に行き、SFクラブでの活動だけを楽しみにしています。その一方で、妖精と話せ、小さな魔法が使えます。この2つの世界がやがて融合し、成長していく教養小説ですが、実に読み応えがあります。1970年台、80年台SFが好きな方にもたまらない記述があります。傑作です。★★★★

2018年7月9日月曜日

「スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選」ケン・リュウ他

ゲームをテーマにした、SFアンソロジー。原作の半分程度が翻訳されているようです。「エンダーのゲーム」をパロった「アンダのゲーム」コリイ・ドクトロウは、傑作です。日本でもMMORPGの世界と現実が結ばれていますが、多様さはこちらのほうが上。★★★

2018年7月6日金曜日

「ヤキトリ1──一銭五厘の軌道降下」カルロ・ゼン

Web小説が話題になって紙出版されました。SFはあまりしていませんが、小説としてはさすがの面白さ。マクドナルドが、高級な世界で、死亡率70%の戦闘部隊へ。主人公が士官にならないところが、この小説の世界観の見どころです。★★★

2018年7月3日火曜日

49日は、忙しい

母が死んで、早くも49日が来ました。個人的な思いはそれとして、手続き関連のあれこれを忘れないうちに書いておこうと思います。 まず、死亡診断書は、病院で5部コピー付きでもらいました。死亡届と、火葬、埋葬手続きは葬儀業者がやってくれました。費用確か、5万円程度。身内だけの小さな葬儀を行い、火葬の次の日から手続きを始めました。まずは、福山で行わなければならない手続きから。病院での支払い。その後に市役所に行きました。葬儀業者からもらった紙資料は、このサイトと同じでしたので、http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/shiminsodan/1677.html これを参考に、市役所を回ります。まずは、住民課で世帯主の変更というか、ぼくが結婚して別戸籍になっているので、福山での戸籍の終了?届け。印鑑証明の返却、住基カードの返却、マイナンバーカードの返却。ここまでで、母と、自分の住所・名前の記入が5回。マイナンバーカードの返却に紙に住所・名前を書くとか理解不能ですが。次に、窓口を移って、国民健康保険証の返却、後期高齢者医療保険証の返却。埋葬料を貰えるとのことで、この申請書。ここで、自分の存在を証明するために、身分証を提示。住所・名前を3回。窓口を移って、介護保険証の返却。名前・住所。 その後、年金課へ。ここでは、年金事務所に行くように言われ、場所を書いた紙をもらいました。市役所を出て、近くの年金事務所へ。まずは、相談内容を書く用紙に相談内容を記入。名前・住所。手続き、もらえる年金があること、必要な書類などを教えてもらい、名前・住所をもう2回。年金の手続きは、東京でも可能で、千代田区の年金事務所の住所をもらって撤退。次は、広島銀行。ここでも、必要な手続きの用紙、必要書類を教えてもらい、名前・住所2回。母親の戸籍謄本、生まれてから死ぬまでが必要とのことで、市役所に戻り、死亡証明、戸籍謄本を3部。戸籍謄本の数が多くて、この費用が9800円程度かかりました。葬儀会社の人が来てくれて、葬儀費用の支払い。この領収書を、市役所の保険課に届けて、埋葬料の請求書類が整いました。 後は、東京でと、この日の夜に東京に戻りました。東京での手続きは、また、今度書きます。

2018年7月2日月曜日

「B.C.1177―古代グローバル文明の崩壊」エリック・H・クライン

東地中海ミケーネ、アナトリア、カナン、チグリス・ユーフラテス、ナイル一体に、後期青銅器時代末に錫などの交易を通じたグローバル社会が成立していた。しかし、B.C.1177、全域で文明の崩壊が起こった。その原因はという本ですが、最終章までグローバル文明があったよという証拠の話しが続きます。最後の5章もいよいよと思えば、地震もあったし、海の民もいたし、原因はいろいろと歯切れが悪く、楽しんだとは言い難いのですが、それでも、これだけ纏まった、この時代の本は珍しく勉強になりました。★★★