梅田望夫著、「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」はWEB2.0は実在するんだ、その正体はこれだってばっちり書いたすばらしい本です。ぼくも、書店に並んですぐに読みました。今回は、書評じゃなくて、この本が図書館に置いてあるのを見たという報告なんです。
そりゃ図書館にも置くでしょということはなくて、予約がいっぱいで図書館の棚に並ぶなんてありえないんです。ちなみに、文京区の図書館では51人待ち、港区67人。1人が2週間借りるとすると、50人で140日、3ヶ月以上の待ちになります。ぼくが見たのは、実家の広島県福山の図書館。四十九日の法要で帰ってます。(明日、東京へ帰ります)棚に並べてありました。もちろん、福山でもインターネットからの図書の予約はやっています。ハリポタなどは、東京都変らない予約数です。開発者の数の違い?でも、開発者ならAmazonで買うでしょうし、この予約数の差はなんなんだろう???
2007年1月31日水曜日
デジタルデバイド
2007年1月30日火曜日
親父が死んだ07
さて、実家に骨壷2つ、写真、白木の位牌、香典返しセット残り、を持って帰ってきました。ふう、ゆっくり、ではありません。葬祭会館の人が30分後にはやってくるんです。目的は、骨壷を置くための祭壇作りです。今日から、四十九日までは仏壇の扉を閉めて、祭壇に位牌や骨壷を飾ることになります。まずは、仏間の掃除と整理。老人の2人暮らしでしたから、いろいろと使わないものが仏間に放り込んであります。これをひたすら2階に運んで、仏間を広く使えるように整理整頓。このとき、仏壇の中の1番小さなサイズの位牌を出しておきましょう。出すのを忘れたばかりに、ぼくは大変な目にあいました。理由は、本位牌の発注の時に。
さて、小型祭壇、花かご2つ、ロウソク建てや、花瓶、鐘といったものまで、すべてを持ってきてくれます。線香を燃す台だけを実家の仏壇から持ち出しましたが、後はすべて持ってきてくれて、小型の祭壇が完成です。ところが、自宅の前に葬儀会社のバンがとまっているわけですから、ご近所の人が気にします。家族葬のためにご近所にはお知らせしていませんでしたから、父親が亡くなったことを話し、仏間に上がっていただき、線香をあげてもらいます。その方が、ご近所に話されて、また次の方が、急ぎ町会長のお宅へ挨拶にいきました。そして、このご近所の弔問客は22時近くまで続いたのです。
2007年1月28日日曜日
図書館内乱 有川浩
現代人の論語 呉智英
たっぷり野菜弁当
2007年1月26日金曜日
天使と悪魔 ダン・ブラウン
親父が死んだ06
通夜が終わって、22時。ようやく、久しぶりにゆっくり寝れます。1日は持つ、ロウソクと線香に火をつけて、布団を引いて寝ます。その前に、明日の朝ご飯の立場の数と、火葬から帰った後の振る舞いの数を確認して、調整を忘れずに。起きたら、すでに朝の7時でした。コンビニに行って、白い封筒を購入。お金を崩してもらって、5千円札が入った封筒を10通程度用意しました。火葬場などで志が必要かと思って用意したのですが、結局渡さなくてよかったようです。8時ぐらいから、人が集まり始めます。立場を用意したことを告げて、順次食べてもらいます。香典を受け取り、挨拶をし、ようやく9時から葬儀開始。挨拶、読経、焼香、その後、棺の中に故人のものやお花を皆で入れます。棺に釘を打つのは面倒なのでやめ。最近はこれが普通のようです。親戚に頼んで棺を持ち上げ、エレベーターで1階へ。霊柩車に棺を積み、位牌と写真を持って霊柩車に乗り込みます。その前に、ここで帰る人たちに挨拶。火葬場に向かう残りの人はマイクロバスで。15分程度で火葬場へ。最初に火葬許可証を渡します。館内の人にナビされて、炉へ入れて、2時間後に再び集合です。待合室は、各家ごとに用意されています。お茶を入れて、みなさんに挨拶。とにかく挨拶。2時間後、骨壺に詰め始めます。まずは、喉仏。足の方から骨を砕きながら骨壺に入れていきます。砕かないと入らないので、かなりの力で粉砕する必要がありました。最後に埋葬許可証を返却してもらって、今度はマイクロバスに全員乗って会場に戻ります。振る舞いをみんなで食べて、車を呼んでもらって、ようやく実家にもどりました。しかし、この後も大変なことがいっぱいあったのですが。それは次回。
2007年1月24日水曜日
インドの正体-好調な発展に潜む危険 藤本 欣也
2007年1月23日火曜日
日本沈没 第二部 小松 左京 谷 甲州
2007年1月22日月曜日
親父が死んだ05
今回は葬儀の進行です。まずは、朝から葬儀や通夜に呼びたい人のリスト作り、その後携帯から電話をかけまくり。20カ所ぐらい電話しなければなりません。その間に、死に水をとり(ほとんど意味不明の儀式ですが、何か意味を見いだせるかと思ってやってみましたが、意味不明のまま)、お昼から湯灌。これは、本当に表情が変わりました。母親も凄く喜んでました。すべて業者の人がやってくれます。死化粧のうまいこと、さすがプロです。前にも書きましたが、頭の三角などはやめてしまいました。1時間程度で終了。後は、19時からの通夜の読経まで、来た人の接待だけです。香典をいただいた方に渡す、即日返しのハガキ、塩、お茶、手つきの袋のセットが届きます。足の悪い人用に、座布団以外に椅子も用意。
本当はここで、読経をあげていただく僧侶の方を迎えにいったりしなければいけないのですが、父親、母親の希望もあって、ぼくが唱えることにしました!父親からは「おまえがやれと」言われていたんですが、まさか本気だったとは。母親に父親から言われたでしょと言われて、観念しました。ぼくは、禅宗の道場に2週間ばかり入ったこともありますし、般若心経、法華経の28品のうち7つぐらいは、唱えることができます。コーランも若干なら、アラビア語で唱えることもできます。(捕虜になったとき便利)父親も宗教など信じてなかったんだと思います。戒名もいらない、俗名で十分といわれていました。
というわけで、19時から、導師になって読経。喪主なのに。さすがに、司会は葬祭会館の人に頼みました。唱えたのは、搬入心境では短すぎるので、法華経の中から3つほど。20分ほど唱えて終了。30人程度人がいるので、流石に汗をかきました。
最後に挨拶、お寿司を肴に、1時間ぐらいビールをついで回って、みなさん解散。親父を置いていくわけにもいかないので、今晩も会場泊まり。明日の10時から、いよいよ葬儀です。
願以此功徳
普及於一切
我等与衆生
皆共成仏道
2007年1月20日土曜日
湯島図書館の格好良さ
2007年1月19日金曜日
霊柩車の誕生 井上 章一
この1ヶ月お葬式の起源や、しきたりの起源、お墓の起源などの本を手当たり次第に読みました。それで、どれも本当に新しい様式で、せいぜい江戸時代、酷いのは明治になってということがわかりました。だから、昔からこんなことをやってきたわけではなく、勝手にやってもいいんだと身に染みてます。そんな中で飛びきり面白かったのがこの本です。
霊柩車って、車なので、新しいシステムです。その前は、葬儀の会場からお墓まで葬送の列を組んでみんなで歩いたんですね。江戸時代はそれも、汚れなので夜に歩いた。さすがに都会ができると、そんな葬送の群衆は邪魔にしかなりません。そこで作られたのが霊柩車。
しかし、あのデカイ屋根はどうしてできたのか、そんな風俗的な感覚で霊柩車のキッチュな誕生を読み解いた本です。★★★★
2007年1月18日木曜日
2007年1月17日水曜日
親父が死んだ04 リアル葬儀費用
さて、葬祭会館の人と打ち合わせです。まずは、葬儀の日時。地方なので火葬場は公営のモノ1カ所しかありません。混雑するので、できるだけ早めに処理してしまうそうです。明後日は、友引。友引に葬儀はやはりやらないそうです。迷信。しかたないので、今夜が、通夜。明日が葬儀です。引退してかなりたっているので、告別式はやりません。初七日も葬儀と同時にやってしまいます。
家族葬でいいと、父親とも母親とも決めていたようなので、小さなお葬式です。ぼく、母親、妹、叔父さん叔母さんが3家族。ぼくの友人、親父の友人、ご近所はお隣一軒だけは声をかけましたが、他の方には声をかけませんでした。総勢30人程度です。
打ち合わせでは、一番安いのでいいです。それはいりません、状態でした。項目と費用を書いておきます。
祭壇セット40万(祭壇費用に会場費や諸々が入ってます)
遺影写真3万
霊柩車3万5千
ドライアイス8千
後祭壇3万
献茶2万
その他小物1万5千
立花(棺に入れるので、どうしても必要です)5万(ベース2万、1対1.5万*2)
盛り物1対3万
寝棺4万
骨壺2万
司会進行1万5千
枕花3万
盛り物と、追加の立花以外、ここまでは先ほどの祭壇セットに含まれています。
通夜用お寿司2万
通夜用室料3万
シーツ5千
マイクロバス(火葬場までの往復)8万
寝台車(病院から葬祭会館)3万
会葬礼状(その日返しにしました)3千
お茶(その日返し)7万
湯灌9万
衣装5千(着物だけで、頭の三角とかはつけませんでした。最近はこれでOK)
奉仕料?(その他人件費だそうです、これは謎)3万
立場料理朝6万
火葬後の食事17万
ビールやジュース3200円(ビール5千、ジュース300円、ウーロン茶のボトル900円と安かったです)
式服0円(出張先からすぐに来たので、レンタルしました。シャツと靴下は自分で買います)
30人程度の超ミニマムでしたが、これぐらいかかります。火葬費用もコミの値段です。
これに、火葬許可証の印紙代が1万1千円、これの書類提出は葬祭会館の人がやってくれました。この費用には、葬儀後、自宅に祭壇を設置する費用も入っています。お返しのお茶などは、あまったら返品できます。
見積もりをもらって、費用は見積もり通りでした。自宅に帰って、6日ぶりのお風呂。葬儀用の写真を持って、途中でシャツと靴下を買って11時には会館にもどり、12時から通夜の人たちを待ちます。平日なので、会社の空き時間に来てもらえるように、終日通夜の受付はやるんだそうです。眠い。
次回は、お経のお話を。
2007年1月15日月曜日
神は沈黙せず 山本 弘
魔法の国ザンス(16) ナーダ王女の憂鬱 ピアズ・アンソニイ
2007年1月14日日曜日
2007年1月13日土曜日
2007年1月11日木曜日
アルジャジーラとメディアの壁 石田英敬、中山智香子、西谷修、港千尋
2007年1月10日水曜日
2007年1月9日火曜日
昆虫にとってコンビニとは何か? 高橋敬
2007年1月8日月曜日
フィンチの嘴 ガラパゴスで起きている種の変貌 ジョナサン・ワイナー
時間・愛・記憶の遺伝子を求めて 生物学者シーモア・ベンザーの軌跡 ジョナサン・ワイナー
「行動の遺伝学的解剖」という恐ろしい科学分野を作った、シーモア・ベンザーとその周辺の科学者のルポルタージュです。ショウジョウバエの突然変異をみつけては、その異常を生み出す遺伝子上の位置を特定していく仮定が書かれています。時間感覚に測るタイマー遺伝子、記憶力生み出す遺伝子、そしてsexの行動様式を決定遺伝子などが見つかり、同じモノが人にもあることまでが証明されていきます。僕たちが考え行動している中のどれだけが自由意思なのか、その感覚に不安を起こさせるに十分の成果を読むと恐ろしさが募ります。この先にこそ、冷静な人類の知性があるのでしょう。人間性とは、数学を理解できる知識であり、愛とか感情とかといった動物的なモノではないことを、そしてそうした理性を科学がもたらしてくれることを信じたいと思います。★★★★★