2007年5月31日木曜日

完璧なお散歩

朝から八丁堀で打ち合わせ。帰りは、八丁堀から御茶ノ水までお散歩です。まずは、新富1丁目にある「風雅堂」。ここ、新しい盆栽とかの小鉢を1000円ぐらいから売ってくれる盆栽屋?さんです。WEBでは検索しても出てきません。日本橋で、「エスプレッサメンテ・イリー」でお茶。ここ、コンセプト・ショップでいろんなところが共同がやってるんですが、ようは、青山フラワーマーケットのショップの中でお茶ができるというお店です。花の香りが凄いんです。
神田まで歩いて、「ゆきのパン屋」でポテトころころを購入。
パ・マル」でパイも買えばよかった。



2007年5月29日火曜日

血涙―新楊家将 北方 謙三

31813813 楊家将の続編です。敵役、潘豹役の潘章は、膾に切られ敵討ちも終了。最後は、宿命の対決で、バタバタと人が死ぬ。といった具合で、登場人物は皆なしゃべりすぎ。小鷹信光さんの「私のハードボイルド」からの孫引きになってしまいますが、本当に男のハーレクイン・ロマンスになってしまってます。タイトルそのまま、涙と感傷がいっぱいで、もう少し黙ってくれればいいのに。続編を書かなければよかったのにとひたすら思います。★★



2007年5月28日月曜日

Google Earthと、P.G.ウッドハウス

今、「ジーブスと朝のよろこび」を読んでます。後書きに、ウッドハウス関係のGoogle Earthコミュニティが紹介されていました。
Google Earthを起動後、
http://bbs.keyhole.com/ubb/showthreaded.php/Cat/0/Number/571160/an/0/page/0
へアクセスすると、場所が追加されます。
綺麗な田園地帯で館を探しましょう。



アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語 西尾 哲夫

Alal オリジナルのアラビアンナイトには、「アラジン」も、「アリババ」も入っていなかった。しかも、アラジンは、中国人。アラビアンナイトは、元々、Hな話しという知ったかぶりの人がいますが、バートン版は、バートンが勝手にHな話しに改作したり、自分で話しを作っていた。そんな、アラビアンナイトの真実の姿がわかります。★★★★



2007年5月27日日曜日

顔チェキ

やってみたので、一応、結果を。



小倉旬49%
三村マサカズ48%
松平健48%



この結果をみんなどうしているんでしょうか???
どうせなら、両親との類似性を調べて欲しいですね。



ちょうどTVで、I ROBOTを見ていたら、ロボットの初期化されるときの顔が、家の父親の死顔そっくりでした。正しいCGだけど、趣味悪すぎ。



最果ての銀河船団 ヴァーナー ヴィンジ

Hate 新しいスペースオペラの復活として、十分に読み応えがあります。「遠き神々の炎」で登場したファンの昔々の物語です。宇宙空間と、惑星の蜘蛛族のシーンが映画風にシーンチェンジして、めまぐるしく編集され、しかも時間軸まで前後します。読みにくいのですが、ハリウッド的効果として読みこなせるようになれば、十分に楽しめるようになります。ヒューゴ賞、キャンベル賞をスペースオペラが受賞してしまうのに十分な面白さ。★★★★



2007年5月26日土曜日

SANDMAN,THE-ENDLESS NIGHT ニール・ゲイマン

250pxcover_endless_nights 風邪で熱が出いる時に、夢の中の話しを読むのもおつというか、変な夢を見てどっと疲れました。横書きのマンガを読むのは2倍辛いです。コマ割りに馴れないままに読み終わりました。ニール・ゲイマン作のマンガです。★★★



2007年5月25日金曜日

破軍の星 北方謙三

Kitabatake 水滸伝のように、北畠顕家の騎馬隊が走り回ります。ただ、このころの闘いは、数万から、10万騎といったものも珍しくなく、おまけに水滸伝のように勝手に殺していくわけにいかないために、盛り上がりに欠けてます。しかも最後は、顕家を殺さないままで終わってしまい、残念な終わり方。★★★



擬態―カムフラージュ―  ジョー・ホールドマン

Gitai 「終りなき戦い」の作者だけに、悲惨な戦争シーンがいっぱい。それを体験するのは、人類に擬態したエイリアン。太平洋戦争の日本軍、死の行進までがでてきます。海洋小説ではないので念のため。★★



2007年5月23日水曜日

マイクロチップの魔術師 ヴァーナー・ヴィンジ

13 サイバーパンクの先駆けのような電脳小説です。後書きを書いたのが、マーヴィン・ミンスキーということでも知られてます。古いSFの再読、継続中です。★★★



図書館危機 有川 浩

Libkiki 今回は、不快語がテーマ。Atokでは、小人も出ないというのをご存じの方も多いでしょう。ただ、熱血ヒーローものにシフトしすぎのような。反対陣営はまるで、狂気のロボットのように書かれていて、絶対的な悪のような表現なのに、Amazonでは公平感を感じている人が多いというのも不気味です。★★★





2007年5月22日火曜日

オックスフォード・サイエンス・ガイド ナイジェル・コールダー

Ca330078 図書館から借り出して、2週間で3分の1読みました。検索エンジンと首っ引きです。残りは、また体力をつけてから。



2007年5月21日月曜日

終りなき戦い ジョー・ホールドマン

003692880000 ハインラインの宇宙の小石そっくりですが、作者は実際にベトナム戦争で、大量の破片を浴びてます。社会復帰の問題、軍隊に長くいること、戦闘を経験することがリアル。★★★



2007年5月20日日曜日

物理学者、ゴミと闘う 広瀬立成

Gomigoi 熱物理学の第1、第2法則なんだという部分はいいのですが、それがどうして「もったいない」に繋がるのか書いてないばかりか、物理の初級お勉強ばかりで、方法論をどうやって展開するのかも書かれていない。著者はそれでも、実際の運動に関わっているそうなので、良しとするしかないのですが、本としてはまるで役に立ちません。★



2007年5月19日土曜日

反・進化論講座―空飛ぶスパゲッティ・モンスターの福音書 ボビー ヘンダーソン

Antisinka 進化論を信じない人たちのよりどころ、ID(Intelligent design)論。今や、Wikipediaにも項目ができてますが、彼らをパロディにして、学校で、進化論も、ID論も、空飛ぶスパゲティ・モンスター経も平等に教えてねという本です。海賊と気温上昇の関係、ヌードルへの愛好など、ガジェットがいっぱいです。



最寄りサイトは、
http://venganza.org/
こちらです。宗教書なので、★判定はなしということで。
ラーメーンより、蕎麦



2007年5月18日金曜日

移動都市 フィリップ・リーヴ

61b7zxkv28l_aa240_ 両親が死んだ少年に、生き別れの美人・醜い傷のある姉妹、徒弟制度、移動都市、古代の超ビーム兵器、殺人ロボットと、受けのいい素材を集めて加工しました。といった感じで、SF版のハリーポッターといえばいいでしょうか。★★★



時間衝突 バリントン・J・ベイリー

006629760000 未読だったので、今頃読んでます。カエアンもそうなのですが、やっぱり面白くない、ぼくにはわからないベイリーです。★★



2007年5月17日木曜日

チャリオンの影 ロイス・マクマスター・ビジョルド

51nx8arhzl_aa240_ マイルズシリーズではないのですが、やはり一挙に読んでしまいます。ファンタジーの王道、宮廷の陰謀、神の介入ということで、目新しさはないのですが、実に良くできてます。でも、ちょっとご都合主義かなぁと、3部作なのでこれからに期待します。★★★



2007年5月16日水曜日

遠き神々の炎 ヴァーナー・ヴィンジ

Wanwan 再読進行中です。ヒューゴー賞作品はやっぱり面白いです。わんちゃん好きには特にお勧め。インターネットの現状がますますこの作品に近づいている気がします。2ちゃんねるは、まさにそっくり。公開鍵暗号も使われて、しかもファンタージーとしても一級品。★★★★



2007年5月15日火曜日

千駄木マミーズのアップルパイ

Ca330091s 千駄木、マミーズのアップルパイです。焼きたてを買ってきて、温かいうちに食べました。



2007年5月13日日曜日

埼玉征服

Ca330082 御茶ノ水から、埼玉県の谷塚まで歩きました。ちょうど3時間。帰りはもちろん、電車です。上野、三ノ輪、南千住、千住大橋、北千住、荒川、竹の塚、谷塚。帰りは、北千住乗り換え、千代田線。新御茶ノ水から、北千住間は6駅。これって、乃木坂と同じ間隔。北千住って近いんだと実感。
これで、御茶ノ水から歩いて、千葉、神奈川、埼玉のそれぞれの県まで歩いたことになります。



携帯用接写レンズ

Ca330083_2 携帯用の接写レンズを購入しました。
ケンコー カメラ付き携帯電話用おもしろレンズ携帯ストラップ(寄って寄って撮れる)MPL-PX(137-861608)
思ったより撮れます。広角や、望遠もいいかも。



2007年5月11日金曜日

神田祭 巨大ナマズ

Ca330079 明日からは、神田祭りです。昌平橋脇では、巨大ナマズが出現。秋葉原も、ちょっと浮かれ気味です。



銀河の覇者 ―銀河戦記エヴァージェンス〈3〉 ショーン ウィリアムズ,シェイン ディックス

Ginhasha ようやく最終巻。前半、テンポよくいってたのですが、速度が落ちると流石に辛いです。大味な戦闘シーンで、最後は戦闘シーンのアイデアが尽きたかのよう。★★



星の破壊者 ―銀河戦記エヴァージェンス〈2〉 ショーン ウィリアムズ,シェイン ディックス

Hosinohakai よりデカイ宇宙船が登場して、破壊力がどんどん大きくなって、人がいっぱ死にます。その割りには、面白さ5割減。しかも、前作の情報の一部は嘘でした。大丈夫か?★★



2007年5月6日日曜日

HUGEでビーフカレー

Ca330077 西荻窪HUGEでビーフカレーを食べてきました。超スパイシー、大好きです。新鮮なスパイスの味と辛み、自然と汗が出ます。



高速深夜バスに乗ってみました

Ca330076 初めて、高速深夜バスにのってみました。エトワールセトというやつ。福山から、東京まで約10時間。新幹線の普通席より、かなり楽です。椅子がとってもよくて、しかも3列で隣りに人がいないんですから。3時間ほどは寝て、後はiPodで英会話聞いてました。こんなに楽とは思いませんでした。ただし、車内でお酒は飲めません。次回は、ローカル線の旅もいいかも。



丘の上の人殺しの家 別役 実

Osanoue 殺し方を考えて、あなたを頑張って殺します。広告を出してもお客さんはなし。せっかくやってきたお婆さんも殺せず、神様にもかなわない。この通りの絵本です。★★



左見右見(とみこうみ)四字熟語 別役 実

Tomikoumi 意味は、あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ。切れもイマイチ。★★



2007年5月5日土曜日

くもの巣の小道―パルチザンあるいは落伍者たちをめぐる寓話 イタロ・カルヴィーノ

Kumosu カルバーノの処女作だそうですが、すでに立派に幻想してます。パルチザンすることがどういうことなのか、どんな資料よりも真実に近いだろう幻想です。★★★★



2007年5月4日金曜日

太陽の闘士 ―銀河戦記エヴァージェンス〈1〉ショーン ウィリアムズ,シェイン ディックス

Taiyousensi 完全にゲームシナリオという感じで、スペースオペラは面白ければいいので、そういう意味では十分なのですが。しかし、またもや主人公は強い女性で独立部隊を率いて宇宙を飛び回ります。
マイルズといい、エルリック以来、男性ヒーローは身体に故障があって内省的。かっこいいヒーロー(ヒロインですけど)は女性と決まってしまったみたいです。ドカン、超絶兵士、超絶AI知能、即時通信、宇宙は国連よりも小さくなりました。★★



2007年5月2日水曜日

アナンシの血脈 ニール・ゲイマン

Anansi 冒頭の「もちろん、親に対しては子どもは恥ずかしいと感じるものだ」で、ぐっと来ました。現代のイギリスを半神のトリックスターが飲み歩きます。結末も納得。”ささやかな幸せを感じます”この言葉、これから読む人は注意して探してみてね。★★★★



コララインとボタンの魔女 ニール・ゲイマン

Corara お母さんがいなくなって、偽者のお母さんが登場。その眼は、黒いボタンで糸で縫いつけられていて。
ちょっと残酷な児童書。引越しをした、小さな子にあげましょう。★★★



観光 ラッタウット・ラープチャルーンサップ

Kankou 英語で書くタイ出身の作家です。ぼくも1度タイには行ったことがあるので、こういう風にガイジンに見られるのかと思うと辛いです。ともかく、貧しさや、死がもたらす悲しさを、10代の主人公たちの行動を通して見事に表現してあります。小説の力を見せ付けてくれるような力作です。読んでよかった。★★★★★



2007年5月1日火曜日

インドカレー伝 リジー・コリンガム

Curry 日本人の好きなカレー文化ではなくて、本格インド風俗歴史書。イスラム(ムガル帝国)、ポルトガル、イギリスと支配層が変り、それに海外から持ち込まれた、ジャガイモ、唐辛子、トマトなどの食材がまざり、フランス風や、イギリス風の食事マナーが紹介され、それにインドの各地方の特徴がまざって、今度はインドの風習や味がイギリスにも影響を与え、そんな一連の歴史を丁寧に膨大な資料からまとめてあります。ケチャップが、中国語。ウスターは、イギリスの土地の名前など、思っても見ない発見もあって、とにかく内容の濃い本です。★★★★



地球環 堀 晃

Ear 情報管理官が登場するSFを集めた短編集。管理官がプラトンの哲学者統治のような理想的な人間性を持っている割には、ハードSFへの依存が少なくもっと科学にこだわって欲しかったです。代表的な物理理論が展開されるだけで、内容はちょっと寂しかった。時代を感じます。★★



エネルギー救出作戦 堀 晃

Ca330072 ショートショートを集めた短編集ということですが、半分ぐらい読むと結末が予想できます。★



グッド・オーメンズ ニール・ゲイマン,テリー・プラチェット

Gome ニール・ゲイマンは、Sandmanというアメコミの原作者で、おまけにヒューゴー賞も、世界幻想文学大賞もとっているという人です。今回は、オーメンのパロディ。他にも、映画や小説のパロディがちりばめられてて、主人公は憎めない天使と悪魔の二人組み。ちょっと、法螺っぽい語り口で、映画的な短いシーンを読み足していくうちに読み終わってしまいます。公園中が、スパイで、彼らの撒くパンにアヒルはお腹いっぱいシーンなど、にやりとさせる、うまい表現の連続、楽しめました。★★★★