2005年6月29日水曜日

ホミニッド ヒトになれなかった人類たち ロバート フォーリー

4272440241絶滅してしまい、ホモ・サピエンスしか残っていない、ホミニッド。一般的な解説書ですが、人の定義や、食べ物、脳の問題など、多方面から書き込んであって勉強になります。チンパンジーは、人との棲み分けの中で、人的要素を排除してきた為、人と分岐する前の状態では、現在よりも人的だったのではないかなど、たまらない表現もでてきます。★★



2005年6月28日火曜日

日本怪奇幻想紀行 妖怪・百鬼巡り

4810426149 鬼、天狗、人魚、河童などについての民間伝承が取材されてます。とくに、狸については、なかなか勉強になりました。★★



2005年6月27日月曜日

いだてん剣法―渡世人瀬越しの半六 東郷 隆

409387560X 幕末を舞台に、元武士のやくざ者が大活躍。武士と、やくざがかき分けられなかったのは、作者も残念だったのではないでしょうか。でも、チャンバラシーンに大満足。★★★



古代出雲大社の復元 大林組プロジェクトチーム

050626_202805 古代出雲大社を、意匠設計、構造計算、工程管理してみようという大プロジェクト。視点がしっかりしていて、面白かったです。しかし、1番驚いたのは、禰宜の家系が1600年以上の直系だということ。誰か検証してください。★★



鳥玄坊 根源の謎 ゼロから零(ゼロ)へ 時間の裏側 明石散人

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1巻しか読んでなかったので、3巻あわせて読んでみました。1巻は、スーパー日本史伝奇小説といった感じだったのですが、2巻以降は、やりすぎ。超科学がどんどんでてきて、台無しです。神が実際にいるとして、想像を行ったようですが、さすがに無理だったのではないでしょうか。根源の敗北です。★



2005年6月24日金曜日

ペギー・スー セルジュ ブリュソロ

ps4 ps3 ps1 ps2



ps5





魔法の瞳をもつ少女
蜃気楼の国へ飛ぶ
幸福を運ぶ魔法の蝶
魔法にかけられた動物園
黒い城の恐ろしい謎



5冊固め読み。残虐シーン続出。死人もどんどん。子供が豚に見えるお母さんに、ナタで追いかけられるなど、酷いシーンがいっぱい。でも、面白いという。★★★



2005年6月19日日曜日

最澄と空海―日本人の心のふるさと 梅原 猛

ume3 最澄と空海の思想的伝記といった形になってます。ふたりの思想や、人生がコンパクトにまとめられていて、コンパクト故に、人間なのだの面が強調されすぎている気が。ふたりの巨人再発見には、力及ばす、歴史の中の影響力は加味されないちょっと中途半端なところが残念。★★



2005年6月16日木曜日

ホミニッド―原人 ロバート・J.ソウヤー

honimido1 平行世界からネアンデルタールの物理学者が転送されてくる。というちょっと、といいそうな話しですが、ソフヤーの筆にかかると一気に読めます。ただ、今までのソウヤーほどの読後感がないのは、3部作だからでしょうか。今後に期待。★★★



2005年6月15日水曜日

笑いの力 河合 隼雄, 養老 孟司, 筒井 康隆

warai セミナーの講演集。豪華メンバーの割には、当たり前の話しが続きます。この本にも書いてありますが、笑いは討論するものではないようです。★



2005年6月14日火曜日

龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる 陳 舜臣

chinryuou 龍の政治に、鳳の政治、陳舜臣も老境に入ってようやく思いを書き始めたのかと思うような、第1部が面白いです。と思ったら、後書きでこの文章がずいぶん昔に書かれていたことを読んで驚きました。別の陳舜臣を見るようです。★★★



王朝生活の基礎知識―古典のなかの女性たち 川村 裕子

okizoku 平安貴族社会の女性の、基本的なマナー、何を着ていたか、結婚の手順、働く女性の心得など、古典の授業では教えてもらえなかった知識がいっぱい。源氏物語などで、よくわからなかったところが理解できたり、勉強になります。同じコンセプトで、日本ができあがった室町頃のバージョンがでればいいのに。★★★



2005年6月9日木曜日

花のあと 藤沢 周平

武士もの、庶民もの、とバラエティに富んだ、安定時代劇。できはいいです。★★★



2005年6月8日水曜日

オルタード・カーボン リチャード・モーガン

altcar完全な電脳技術が完成して、スリーブといわれる人間の身体に次々と電脳を移しておける未来。SF仕立てだが、中身はハードボイルドミステリー。主人公は、1950年代のサンフランシスコに住んでて、ニューヨークにやってきたと書いても不都合がないぐらいのミステリー仕立て。でも、犯人のデキは出色。これほど格好いい悪役たちは、ここ数年読んでない気がします。800万の主人公マットに、マーロウの格好いい悪役といった小説。★★★★



2005年6月6日月曜日

プラネットハザード―惑星探査員帰還せず ジェイムズ・アラン ガードナー

ph 正しい神の変わりを完璧に演じる種族同名とか、おとぎ話がSFに挿入されて、SFなのかファンタジーなのか訳の分からない小説に仕上がってます。すごいご都合主義、でもそこが時代劇のようで面白いのかもしれません。評価がよくわからない一作。★★



古文書はこんなに面白い 油井 宏子

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1755年山城国相楽郡上狛に住む、十歳のおでんちゃん。彼女が寺子屋に通って綴り方を習います。読むのは、寺子屋の心得が書かれた往来物。古文書を読むのは大変ですが、十歳の子が書いているものですから。でも、なかなか大変です。すごく実践的で、役にたつ古文書を読むための入門書です。★★★★



2005年6月4日土曜日

神秘学マニア 荒俣 宏

phs インターネットが幸せでなくなって、ティモシー・リアリーが読みたくなりました。それで、再読。世の中が変わることはないのでしょうか。70年代が知りたい若い方が、ティモシー・リアリーがどんな人だったのか知りたくて読むには絶好の書ではないでしょうか。★★★



CSI:科学捜査班―ダブル・ディーラー マックス・アラン・コリンズ

csid2 マックス・アラン・コリンズといえば、ノベライズというぐらい。U-571、プライベート・ライアン、ハムナプトラなど彼がノベライズした大作映画は数知れず。CSIもテレビと同じかなと思ったら、設定をそのまま使用して新しい話しを作ってくれました。内容も、デキもテレビ脚本に劣りません。テレビシリーズも、第5シーズンが始まっているそうで、日本でもはやくかけて欲しいです。★★★



2005年6月3日金曜日

ラジオのインターフェース

050602_120721 秋葉原のヤマギワで見つけたラジオ。チューニングを上げたり下げたり、音量を上げたり下げたり、これだけなら、確かに上下左右だけでOK。この棒1本で操作できます。シンプルかつ機能的。