@masatofujii
最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
2018年12月28日金曜日
「アステロイド・ツリーの彼方へ 年刊日本SF傑作選」大森望/日下三蔵 編
アステロイド・ツリーの彼方へ (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
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大森 望 東京創元社 2016-06-30
2015年のSF短編傑作集。漫画やエッセイのようなものも入っています。描き下ろしのような感じで、傑作選とはいえないような。★★★
2018年12月27日木曜日
「闘う微生物―抗生物質と農薬の濫用から人体を守る」エミリー・モノッソン
闘う微生物―抗生物質と農薬の濫用から人体を守る
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エミリー・モノッソン 築地書館 2018-03-09
土壌を潤す微生物、反して、病気を人にも植物にも起こす微生物、そして抗生物質が効かなくなる現状。微生物とどのように付き合っていくのか、問題提起を投げかけている本です。植物の病気の写真を機械学習させて、農業を応援しているサイト(PlantVillage https://plantvillage.psu.edu/)など、多数の紹介事例も含んだ良書です。★★★
2018年12月25日火曜日
「呉越春秋 湖底の城 第九巻」宮城谷 昌光
呉越春秋 湖底の城 第九巻
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宮城谷 昌光 講談社 2018-09-28
連載9年。ようやく読了です。湖底の意味も、最終巻ではっきり記述されました。呉越同舟、呉越春秋。苛烈すぎて、生き方は真似できませんが、読み物としては面白かったです。★★★
2018年12月21日金曜日
「母の記憶に」ケン・リュウ
母の記憶に (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
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ケン リュウ 早川書房 2017-04-20
自分が、アジアの漢字圏文化の中にいることを再確認させてもらった。こういった文明レベルを感じさせてくれるSFは、これまでなかったものだろう。コロニアル文学もだが、こうした新しい切り口はまだまだ存在していて、読者を作れることを教えてもらいました。★★★★
2018年12月19日水曜日
「それまでの明日」原 尞
それまでの明日
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原 りょう 早川書房 2018-02-28
シリーズ4作目。14年ぶりの新作ということで、期待していたが、こんな偶然はさすがにないのではと思う展開が、3つも出てきて、ラストにも呆然。たぶん、今までの作品とは書かれた動機が違うのだろう。探偵事務所の場所が移ったことは、チャンドラーの「プードル・スプリングス物語」を考えるしかない。次回が最終作になるかもしれないが、プードルを飼う女性の登場した作品を期待します。★★★
2018年12月17日月曜日
「機龍警察 狼眼殺手」月村了衛
機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド)
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月村 了衛 早川書房 2017-09-07
シリーズ第5段。今までの作品で、個別に登場人物を描いてきたが、それが統合され、謎の敵に当たる体制が整いました。警察内部や、他の政府機関との連携も少しずつとれてきてます。後は、強い敵の登場を待つだけ。シリーズの5冊、どれをとっても傑作です。★★★★
2018年12月12日水曜日
「アメリカは食べる。―アメリカ食文化の謎をめぐる旅」東理夫
アメリカは食べる。――アメリカ食文化の謎をめぐる旅
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東 理夫 作品社 2015-08-29
アメリカを車で旅しながら、食事をし、その中から文明を確認していくという、ロードムービーのような本。朝食は、コンチネンタル、季節感なし、どこでも同じ味。しかし、その奥に大切な文明が息づいているのを、一緒に体感できます。★★★★
2018年12月11日火曜日
「ハロー・ワールド」藤井 太洋
【Amazon.co.jp限定】ハロー・ワールド(特典: オリジナルショートストーリー データ配信)
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藤井 太洋 講談社 2018-10-18
短編集。既読が、2篇あったが、全体を通じて、連作作品になっているので、通して読み直せてよかったです。長編の近未来に対して、現在可能な領域でネット社会が直面しそうな問題に、コードを書くことで課題解決を目指す主人公をヒーロー仕立てで描いてます。ちょっと、ハードボイルド。この小説を、経済入門として読む人も出そう。★★★
2018年12月4日火曜日
ニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報であると信じているすべての方へ」 鈴木 正朝(著) 高木 浩光(著) 山本 一郎(著)
ニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方へ
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鈴木 正朝,高木 浩光,山本 一郎 翔泳社 2015-02-20
改正前の本ですが、懐かしくなって再読してしまいました。★★★
2018年12月3日月曜日
「システムエンジニアは司書のパートナー しゃっぴいSEの図書館つれづれ」高野 一枝
システムエンジニアは司書のパートナー
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高野 一枝 郵研社 2018-10-24
時代によって、行政が作る図書館像も変わってくる。まず、貸出。そして、インターネットへの対応。そして今は、地方創生や、市民とつくる図書館など、新しい図書館が求められる。紫波町図書館や、塩尻市立図書館、鯖江市図書館など各地の図書館の新しい試みが紹介されています。シビックテックの図書館実例が盛りだくさん。★★★
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