@masatofujii
最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
2018年9月26日水曜日
「アメリカ最後の実験」宮内 悠介
アメリカ最後の実験 (新潮文庫)
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宮内 悠介 新潮社 2018-07-28
ミステリーというよりは、感覚フィードバックを利用できるまったく新しい楽器が登場。下手なSFよりも近未来の楽器を創造してます。この楽器に纏わる人間模様が小説部分。宮内 悠介のテクノロジーが世界にどのようなインパクトを与えるのかというテーマが、小説にミックスされた作品。素敵です。★★★★
2018年9月25日火曜日
「チンギス紀 二 鳴動」北方 謙三
チンギス紀 二 鳴動
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北方 謙三 集英社 2018-05-25
キャラの書き分けがまったく足りなかった1巻から、少しずつ行動の違いが出てき始めましたが、まだまだ十分とはいえず、心配なママ。テムジンは、モンゴルに帰り、戦闘が始まります。物流も始まり、鍛冶などの職人も登場。こちらの方が期待大かも。★★
2018年9月21日金曜日
「七人のイヴ Ⅱ」ニール・スティーヴンスン
七人のイヴ Ⅱ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
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ニール・スティーヴンスン 早川書房 2018-07-19
タイトルからして、いずれこうなるとは思っていましたが、悲惨。電子工学や、ITについては多数盛り込まれていますが、人間社会工学については、肯定的に書けなかった模様です。3巻に期待。★★★
2018年9月18日火曜日
「動物たちの内なる生活――森林管理官が聴いた野生の声」ペーター・ヴォールレーベン
動物たちの内なる生活――森林管理官が聴いた野生の声
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ペーター・ヴォールレーベン 早川書房 2018-08-07
ドイツの森林管理官で、世界的ベストセラー「樹木たちの知られざる生活」の作者の2作目です。動物にも、愛や悲しみや、恥ずかしと思う感情や、その他諸々があるのか。前作は一応専門だけあって、信憑性に帯びていたが、さすがに今回のはただの感想や思いつきを述べたような本になっていて、読んでいてげんなり。樹木たちは、信憑性はともかく読み物としては抜群に面白かったが、今回は読むのも辛かったです。★★
2018年9月11日火曜日
「蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二──囚われの王狼」ケン・リュウ
蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二: 囚われの王狼 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
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ケン リュウ 早川書房 2016-06-23
中身は、項羽と劉邦だということがはっきりしてきましたが、ファンタージに歴史を語らせるのはどうかと。史記からとった逸話が横滑りして、まるで面白くない。残念です。★★
2018年9月10日月曜日
「敵の名は、宮本武蔵」木下 昌輝
敵の名は、宮本武蔵
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木下 昌輝 KADOKAWA 2017-02-25
チャンバラが好きだったら絶対にお薦め。武蔵を、決闘の相手方から描き、その強さを引き出してます。決闘ものの連作短編。しかも、傑作です。★★★
2018年9月7日金曜日
「チンギス紀 一 火眼」北方 謙三
チンギス紀 一 火眼
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北方 謙三 集英社 2018-05-25
新シリーズは、馬が友だち蒙古。期待してます。半分ぐらいまでは、絶好調でしたが、後半テンポが落ちました。登場人物が、みんな同じに見えてします。行動原理も、中原と同じ。大量の人物をかき分けた水滸伝クラスの書き込みがない。ちょっと心配ですが、引き続き読んでみるつもりです。★★★
2018年9月5日水曜日
「ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する」ゲイル・キャリガー
ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する (英国空中学園譚)
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ゲイル キャリガー 早川書房 2017-02-23
シリーズ最終巻。今回は、飛行船が乗っ取られます。主人公の成長する、教養小説だったのですが、ただの冒険譚に変わってしまい、ぼちぼちシリーズも終焉を迎えるのがいいかと。終わり方ですが、それぞれの行く先が微妙で意思が感じられないのが残念。★★
2018年9月3日月曜日
「折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー」ケン・リュウ
折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036)
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郝 景芳 早川書房 2018-02-20
ケン・リュウが選んだアンソロジーを英訳、それを日本語訳してあります。政治を持ち込まず読んで欲しいとの前書き。中身も傑作ぞろいで、「百鬼夜行街」や、「神様の介護係」は、SFならではの作品。「トントンの夏」は、母を亡くしたばかりのぼくにもクリティカルヒットでした。これを気に、中国SFがもっと紹介されることを望みます。★★★★
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