@masatofujii
最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
2019年9月18日水曜日
フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉神林 長平
松本の民家では、全ての家電にAIが装備され意識さえ持っている。家電同士のコンフリクトを防ぐため、管理士という資格まである世界。日常がじわりと壊れていくのは、神林らしい展開。途中までは面白かったのですが、最後はグダグダに。「プリズム」以来全ての著書を読んでいる作者なのでカンバって欲しいです。★★★
2019年8月26日月曜日
「六つの航跡」ムア・ラファティ
恒星間移民船での密室+クローンが自分たちを殺した犯人探しをするというミステリー。クローン法に基づいた仕掛けはいいのですが、結末が急に社会的な課題に落ちてしまうのが残念。ミステリーでもなく、Sfでもなくなってしまった。登場人物にも共感できず、ゲームシナリオと考えてもエンターテインメントがない。個人的にはハズレですが、こういったプロットが好きな人もいそうです。★★
2019年8月21日水曜日
「零號琴」飛 浩隆
70年代、80年代に全てのSFテーマは出し尽くされたと書く著者が、昔を思い出して書いたエンターテインメントだと思いたい。それだけに、SFの古い、大好き読者でないととても歯が立たない本になったような。600ページ、とにかく読み終わりましたが、いまだにどう考えるのかよくわかりません。とにかく、これでグランヴァンガスの続きを著者が書き始めてくれればいいとしか。★★★
2019年8月19日月曜日
「こうしてイギリスから熊がいなくなりました」ミック・ジャクソン
クマが、森の神秘から、殺し合いのショーの登場人物になり、ついにはいなくなってしまう。人とクマとの境目も、わからなくなり、イギリスから何かがなくなったことがわかる。恐ろしい、童謡のような本。ちょっと怖すぎ。★★★
2019年7月26日金曜日
「骨董通りの幽霊省」アレックス・シアラー
日本でも人気のヤングアダルト小説ということで、借りてみました。10ページで終わりが想定できる、物語がゆっくり、登場人物がステレオタイプ。ちょっと残念でした。★★
2019年7月25日木曜日
「ビット・プレイヤー 」グレッグ・イーガン
ハードSF短編集です。「七色覚」は、視覚情報情報処理してみたお話。ようやくサイボーグモノもこのレベルになったきたという嬉しいお話です。他は、イーガンらしい、人類が巨大なエネルギーを扱えるようになり統一場理論を応用できるようになった後の世界。これで、読んで面白いのだから、やはりイーガン凄い。★★★★
2019年7月16日火曜日
2019年7月11日木曜日
「骨董通りの幽霊省」アレックス・シアラー
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