最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
オーストリアにイギリスから囚人として流された画家が、収容所で体験する悲惨な話しといってしまえば、まるで違った小説になってしまいます。画家が描いた32枚魚の絵が、本当は誰を描いたのか、その人物はどんな人間だったのか、全ては想像にすぎないけれど、迫真で迫ってくる人生、そんな入れ子を装丁込みで楽しめる本です。凄い。自然の描き方が、日本人とここまで違っているというのも、面白いです。雄大なとか形容されるタスマニアが、とんでもなく恐ろしく見えてきます。★★★★★
ついでに、32枚の絵はこちら。
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