最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
1904年に死んだチョーホフ没後100周年ということで、2004年には「桜の園」などの戯曲が舞台にかかりました。この本は、そういったチョーホフもの舞台の宮沢評論集になってます。もちろん、ただの舞台解説ではなく、登場人物がバブルや、土地の価値などをめぐる現代に移され、今に生き返ります。演劇論としてはもちろん、現代を彷徨う、価値の再確認本としても意味のある、しっかりとした歴史本にもなっているのでした。★★★
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