ステルス艦カニンガム、シリーズの5冊目です。カニンガムはちょっとしかでてきませんが、艦長ヒロは健在。今回は新部隊、新兵器をアマンダが率います。問題は、戦闘、戦術、戦略、そして政治と戦争のことを考えた場合、何とか戦略レベルで押さえていたものを、とうとう政治レベルでとらえたために、完全に違法行為を始めてしまったこと。小説なので、そういった違法も、007のように正当化されていますが、さすがに読んでてムッとします。この点を除けば、海洋戦闘の名作です。しかし、アメリカ人の独善性は果てしない。こんな正義はさすがに許せません。アメリカでの発刊が遅れているそうですが、それがギャグになってない、本当にインドネシアはやばいのに、アメリカがこんな干渉するのとの心配ならいいのですが。小説としては、★4つでもいいですが、テーマとしては書いてはいけないものなのでは。
0 件のコメント:
コメントを投稿