最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
山本周五郎賞の候補になった前作のできがあまりにも、酷く、読んでなかったのですが、知人に勧められて、ようやく読みました。ほとんどが一人称で語られる独特の文体が今回は、功を奏してます。話しも一応のまとまりをみせて破綻していません。源実朝、安徳天皇、大宋国最後の皇帝。フビライと、貴人がぞろぞろと登場。スケール感は圧倒的です。歴史ファンタジーとしては、新しい作品世界を構築したといっていいのではないでしょうか。★★★
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