2007年3月7日水曜日

わたしの名は紅 オルハン・パムク

Akaべにではなく、あかと読みます。オスマントルコ末期の細密画師が、ベネチアから入った新しい絵画のスタイルに影響を受け、ついには殺人が起きる。中身は推理小説仕立てです。トルコの作家ですが、2006年度のノーベル文学賞受賞作家になりました。3人の細密画師のスタイルが推理の基本なのですが、その違いが明確にはわからないままで、読むのに苦しみました。イスラムの小説は初めてかも。もちろん、オマルハイヤームや、ザッカリーは読んでますが、いきなり近代小説で、ずいぶん楽しめました。★★★



0 件のコメント:

コメントを投稿