2008年3月2日日曜日

e-Taxで提出してみました

確定申告の季節ですが、今年と、来年は、「e-Tax」提出すると5000円の税免除になります。そこで、頑張って提出してみました。以下、凄い長文ですが、実際にこれだけの行程をクリアしないと提出できない、最低線の行程です。
まずは、「住民基本台帳カード」の取得です。申請には、提出書類、運転免許証・パスポートなど官公署が発行した写真付の書類、または、健康保険証・年金手帳・社員証・学生証・通帳(キャッシュカード)・クレジットカードなど本人確認ができる書類3点が必要です。顔写真付きのものと、写真なしのものがあって、顔写真付きのものは、身分証明書にもなるのでこちらを申請。手数料、500円。申請すると、用意ができた旨のハガキが届くので、区役所にもらいにいきます。カードに4桁の暗証番号を打ち込んでようやく取得。この際に、「電子証明」も取得します。この電子証明は、鍵を住民基本台帳カードの中に入れてくれます申請書を書いて、今度は、16桁の暗証番号を打ち込み、取得終了。こちらも、500円。このカードを差し込む、「電子カードリーダー」が必要なので、秋葉原に買いに行きました。5社ぐらいから、カードリーダーが売り出されていて、3000円から、5000円ぐらい。どれも、電子証明の提出に使えますと箱に書いてあります。
ここまで準備ができたら、いよいよ国税庁のサイトへ。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/index.html
対応のブラウザは、「IE」のみ。Firefoxではうまくいきません。まずは、「カードリーダーのドライバ」をインストール。このドライバがくせ者で、スキャンナーのドライバのように、各社のものに対応する汎用のものなので、システムから、ハード構成を呼び出して、きちんと「USBリーダーハード」を選択しないと、鍵の送信がうまくいかないものがあります。ぼくもここで困りました。
次は、Java環境用の「JRE」のインストール。これも古いものに対応してないのと、IBMバージョンでは動きません。IBMバージョンだけいれていた、僕は追加インストールしました。Sunバージョンの追加インストール。ブラウザのオプションから、詳細設定で、SunとIBMの両方のJREが入っていることを確認。IBMの方のチェックボックスを外して保存して再起動。再起動しても、再起動が必要ですというコメントはそのままですが、このコメントは無視しても大丈夫です。
次に、「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」をインストール。これがないと電子証明が送れません。
かなり疲れてきましたが、まだまだです。次は、「e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー」で、届け出しますよ申請をします。ここでは、Adobe Readerが必要です。まあ、これはインストールされている方がほとんどのはず。ここでは、「ルート証明書」を2つインストールします。財務省認証局、財務省運用支援認証局の2つです。この2つをダウンロードしてインストール。終わったら、申請も行います。郵送でも申請できますが、ネットを使うなら、「即時通知」を。申請すると、利用者識別番号と暗証番号」16桁が発行されます。これの確認は、「利用者識別番号案内」からログインします。この番号は、4桁ずつに区切られていますが、入力時はスペースを削除して数字を続けて入力します。
https://kaishi.e-tax.nta.go.jp/SU_APP/lnk/useridref
ログインして、「メッセージボックス一覧表示」で、受付しましたメールを確認。これで、申請番号をもらえました。
次は、初期登録です。自分が提出する税務署を選んで、住所、名前、先ほどの利用者識別番号を入力。カードリーダーに、住民基本台帳カードを差し込み、電子認証を行います。
この結果は、「受付システム」へ先ほどの利用者識別番号で、ログインして、確認します。
https://uketsuke.e-tax.nta.go.jp/UF_APP/lnk/loginCtlKakutei
ここでも、先ほどと同じ「メッセージボックス一覧表示」で確認しますが、ログイン場所が変更になって、前のアドレスからはログインできなくなるので注意しましょう。
ここまできたら、「確定申告書等作成コーナー」申告書の作成です。この後は、昨年までの所得税の確定申告書作成と同じです。違いは、申請書の印刷ができません。最期に、「.data」「.xtx」の拡張子のついたファイル2つを保存します。
今度は、このファイルを送信します。
https://www.keisan.nta.go.jp/h19/Ta_etax105.htm
ぼくは、「当コーナーから送信する。」を選んで送信しました。
源泉徴収票などを電子データでもらっている人は、結合してネットでデータを送れますが、紙の場合は、ここでは提出できません。行程の最期に、申告書に添付する書類は
これが必要ですという、書類が1枚印刷できるだけです。この書類も副本は印刷できません。ぼくの場合、事業者所得があるので、「収支内訳書」と、「源泉徴収票」「健康保険」などの領収書の提出が必要です。大手町の国税庁に行って、収支内訳書、正副2枚を入手。
これに記入し、他の書類と一緒に提出。判子をもらえるのは、収支内訳書の副だけです。提出済みの判子はなくて、
https://uketsuke.e-tax.nta.go.jp/UF_APP/lnk/loginCtlKakutei
からログインして確認できる、提出を受けましたというメールのみになります。
それから、提出する用紙には、源泉徴収票不要の欄にチェックマークがついてますが、やはり提出が必要です。申告会場に行って確認しました。給与のみの方は大丈夫かもしれませんが、これは未確認です。会場でも、提出コーナーの担当者では判断できず、4人回って、結局よくわからないが、必要なはずということで提出して帰ってきました。
とにかく、大変です。尚、確定申告会場でも、e-Taxで提出できるPCが用意されています。ここなら、システムの面倒な設定はいりませんが、ExcelなどのデータをUSBでもってきてといったことはできません。会場のパソコンには、外部メモリなどを一切差し込んだりできないようになっています。すべてプリントアウトして持っていき、新規にキー入力することになります。いや、ちょっと壮絶。PCのことに詳しくない人にはとても無理だと思います。しかも、結局、紙提出物を提出するために税務署には足を運ぶことになるので、従来の申請書に手書きしても、国税庁のサイトから入力して印刷したものを持っていっても、同じです。ただ、5000円分の控除があるだけなので、とにかく体力のある方はチャレンジしてみてください。



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