最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
ぼくが1番好きな作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが探偵役として登場するとのことで、早速読みました。ボルヘス、ポー、ネクロノミコンといった痛いところをうまく使ってありますが、内容はミステリーとしてはほとんど成立していません。パロディとしてのレベルもたいしたことなし。何より、ぼくなら、ボルヘス、ネクロノミコン、チェスタトンを選択します。ただ翻訳は異常によくて、11頁の「これらはみな抗しがたい幸福な偶然の一致のように思えた」でうれしくならないボルヘス好きはいないでしょう。★★
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