最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
吸血鬼小説というよりは、南部アメリカ貧民小説といった方がいいと思います。「怒りの葡萄」の世界、奴隷制、そういったものが吸血鬼というものに、人間性を与え、真実味を与える、魔術的リアリズムです。結局は、人間が登場し、人間の物語になる。そんなレベルまで細部が書き込まれている小説を、ゆっくり楽しめるのは幸せです。★★★★
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