2010年5月15日土曜日

ん 日本語最後の謎に挑む 山口 謠司

ん―日本語最後の謎に挑む (新潮新書)平安時代初期には、「ん」というカナ表記はまだなかった。発音としても、認識されたのはもっとあと。しかも、中国から空海などが持って帰った経典の音読の記号として、最初は表された。中でも、これにはまいりました。
「日本語は「純粋なる清」を目的とする和歌を中核として、その外郭に外国語や擬音語、擬態語によって成り立っているようにも思われる」なるほど。濁りは汚れです。★★★★

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