@masatofujii
最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
2010年7月3日土曜日
悲惨向けヤングアダルト「ギフト、ヴォイス、 パワー(西のはての年代記)」 アーシュラ・K. ル=グウィン
ヤングアダルトとはいいながら、内容は悲惨です。故郷からの追放。戦争による占領、奴隷制、小さな子どもの死。1つの世界の、3つの物語。悲惨さのオンパレードですが、それを詩人による、詩の詠唱が繋ぎ、世界の悲惨さを歴史へ、未来へと繋いでいきます。グウィンとは思えない、はっきりとした性格の主人公。彼らが求める安定した世界。それが、文学と詩の中にこそ見つかるという、単純さ。ちょっと理想すぎますが、こういったわかりやすさもたまにはいいものです。★★★
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