2010年12月29日水曜日

図書館に愛される漫画「黄色い本」高野 文子

黄色い本 (アフタヌーンKCデラックス (1488))この本は、漫画です。しかし、都内の公立図書館の半分以上が蔵書しているという、漫画なんです。図書館に愛される漫画といえばいいのでしょうか。内容は、就職を控えた女子高生が、世界の名作「チボー家の人々」(1962年発行の、全5巻組)を読むというシンプルなもの。主人公ジャックに時に話しかけたり、話しかけられたり、翻訳が一部のコマを埋め、その内容が彼女の読書というもの、その行為全体を表現しています。読書、そのものがテーマの漫画というわけです。★★★

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