2011年5月1日日曜日

地震、津波、原子力発電所付属施設の爆発と、まるで予言の書です「復活の地」小川一水

復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)2004年に出版されたSFですが、首都が地震と津波で大打撃を受け、影響で原子力発電所の付属施設が爆発するシーンまであります。続く描写もまるで、今回の地震報道そのままです。そこから復活するために必要な力とは何か、政府、行政、警察、消防、そして被災者でもある、救助者たちの姿が描かれてます。組織も必要だが、その前に個人、しかし、個人では災害に対処できない。ボランティアの20代、その場を支える30代、そして他のことを考えなくてはならない40代50代。しかし、今回40代は、ふさわしいことをどれだけできたのでしょうか。バブルとお金で、莫大な経験をし、外国語もしゃべれる、しかし、イザとなると若い人と同じことしかできなかった気がします。とにかく、読んで考えてます。★★★★

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