2012年5月5日土曜日

国民戦争の陰「スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち」デヴィッド・フィッシャー

スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たちエル・アラメインの闘いで勝利したイギリス軍が、カモフラージュ部隊を持つていたことは知ってましたが、詳細は知りませんでした。本書は、その中心となったマジシャンのノンフェクションです。しかし、主人公がアフリカに向かう前のイギリス本土決戦の準備が凄い。木をくりぬいて、狙撃兵が入れるようにしたり、納屋に銃を隠したり、地図を回収して、偽の地図を用意する。日本は竹槍。ずいぶんと違います。その後の話しも面白いのですが、文章の速度が遅くて読むのが進まない、シンドイ560ページでした。★★★

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