2012年10月28日日曜日

「微睡みのセフィロト」冲方丁

微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)「マルドゥック・スクランブル」の原型になった作品です。小説としての、完成度はこちらのほうが上。後書きを読んで、作者がこの完成度をどうして捨てたのかよくわかりました。天地明察までの、作家冲方丁を理解するのには欠かせない本ですし、その本がこれだけの完成度をもっていたことに、素直に感心します。★★★

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