2014年12月10日水曜日

ボリビア文学で、ハッカーが主人公です「チューリングの妄想」エドゥムンド・パス・ソルダン

チューリングの妄想小説が始まる前の引用が3つあって、1つがホルヘルイス・ボルヘス。2つ目がテンペストのシェークスピア。そして、3つ目がニール・スティーヴンスンのスノークラッシュ。この並びを見ただけで読みたくなりますね。中身は、チューリングと名付けられた暗号解読者が、主人公。他に、数人の中心人物が順番に語り手となって物語が進みます。政府の暗号解読機関に雇われると、反体制の弾圧者になるという国情が反映されて、ハッカーも政治的な活動に。ラテンアメリカ文学好きなら楽しめます。★★★

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