2008年2月19日火曜日

夏の涯ての島 イアン・R・マクラウド

Natunohate
世界幻想文学大賞受賞作品が、2つも入った短編集です。「ドレイクの方程式に新しい光を」は、SETIを最期まで諦めない孤独な老人が主人公。どの作品も、個人の行き方に焦点を合わせた感傷的な作品で、できはいいのですが、ちょっと物足りない気もします。★★★



2008年2月11日月曜日

中国の歴史02 都市国家から中華へ(殷周 春秋戦国) 平勢 隆郎

Tyuugoku02殷、周は全国支配をしていたわけではなく、同時代には日本サイズの地方権力が並列しており、その中で漢字圏、青銅器の作成により、周は権威を保っていた。春秋戦国時代はそんな地方文化と、統一との力がぶつかった次代であり、戦国時代は、文書行政が始まり、中央から地方へそんな能力を持った行政官が派遣されたのが、諸子百家であるといったところの案が展開されます。その中で、「春秋」は孔子が書いたものではないという説も紹介されます。中身は超難解。読み難いです。amazonに、単純な間違いなどが指摘してあって、著者のサイトに、いいわけが書いてありますが、その言い訳がかなり適当なのには笑いました。どちらにしても、殷、周時代の新しい発掘により春秋、戦国が読み替えられているという現状がわかるだけでも面白かったです。★★



2008年2月9日土曜日

道具にヒミツあり 小関智弘

Shokunin職人の技を伝え、その技がどんなに論理的なのか、お馴染みの元大田区旋盤行小関さんが伝えます。ジュニア文庫だけに総集編といったところ。★★★



2008年2月5日火曜日

宇宙を復号する 量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号 チャールズ・サイフェ

Utyuhukugouコペンハーゲン解釈による、相対性理論との矛盾は実際には何をさしているのか?についての本です。約半分ぐらいは、そのための前解説で、その後「納屋の中の槍のパラドクス」から、「アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンのパラドックス」に移り、最後は多次元解釈にたどり着くという、意外にオーソドックスな本でした。わからないことがテーマなだけに、単刀直入、読みやすかったです。★★★



2008年2月4日月曜日

NHK「知るを楽しむ」で白川静

NHK「知るを楽しむ」で白川静が登場するようです。
それで、検索したら、
http://www.eel.co.jp/seigowchannel/archives/2008/01/newsnhk_1.html
松岡正鋼がやるみたいです。



完璧な企画というべきか、うなってしまいました。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200802/tuesday.html



老人たちの生活と推理 コリン・ホルト・ソーヤー

Roujintanteiユーモアミステリーという分野があって、最近読んでないなと思い、探してみました。しかし、ジャネット・イヴァノヴィッチのステファニー・プラムや、ウォーレン・マーフィーのデヴリン・トレースが好きな僕には、この作品は上品すぎ。というか、皮肉がありすぎてまるで笑えません。どなたか、ユーモアミステリーで、ウォーレン・マーフィー路線があったら教えてください。★★★



2008年2月3日日曜日

火星の長城 銀河北極 レヴェレーション・スペース アレステア・レナルズ

Ultra「啓示空間」「カズムシティ」と同じ未来史を元ネタにした、短編集2冊です。この未来史の名前が、レヴェレーション・スペース。しかし、長編のゴシック的な魅力、人体改造への執着なども、短編にして個人的な問題に移ると、その魅力を発揮できません。とくにゴシック観がなくなると、作品が成立していない気がします。★★



2008年2月2日土曜日

変な学術研究 2 エドゥアール・ロネ

Hena2今回は、法医学論文や、医学論文で自殺を主に扱っています。確かに信じられない、方法が列挙されていて、冷静に考えると面白いのですが、読んでいてもまるで面白くない。ほら、面白いだろと作者が横でどなっているようでアクセスの仕方が最悪。★