2009年8月24日月曜日

印象派はこうして世界を征服した フィリップ フック

印象派はこうして世界を征服したマネ・モネにルノアール、美術館が展示会をやれば、かならず行列になる、その印象派の魅力とは?  ではなく、印象派こそ、世界で初めて、巨額のマネーで取引が始まったオークションや、現代の画商を作った美術作品であり、その成立過程を、かなりシビアに書き込んでいます。著者は、元々サザビーズ&クリスティーズの社員であり、いくらでもエピソードを書き込んで面白くできたと思われますが、ひたすら筆を抑えて、歴史叙述に徹してます。読んで面白くはないのですが、勉強になること山のよう。頭のいい人の本は違います。アメリカで、ヘミングウエイ好きにも、ロストジェネレーションの成立過程を再考察するにも役立つ資料です。こうした本を、ハリウッド的に出さない力量にひたすら、感謝と驚きを。こういう本があるから、乱読はやめられません。★★★★



2009年8月23日日曜日

鏡像の敵 神林 長平

鏡像の敵 (短篇集 ハヤカワ文庫 JA (810))SFマガジン掲載の短編6作を収録しています。ほとんど読んでいるのですが、SFマガジンで読んだのか、本になって読んだのか、とにかくまとめて再読しました。いろんな神林が楽しめて、お得な短編集といった感じです。★★★

新宿帰りで美味しいもの

今日は、新宿で22時に仕事が終了。飲む気にもなれず、甲州街道をてくてく歩いて、四谷三丁目へ。妻家房で、カニのケジャンを購入。お向かいの丸正で、小瓶の瓶ビールと、冬瓜、鶏肉を買って、スープを作りました。コショウは、ゆず胡椒にしてみました。美味、幸せの晩御飯です。妻家房のケジャンは、ジューシーで軽め。これと、赤坂の武橋洞のケジャンか、どちらかが好きですが、暑い時には妻家房、寒い時には武橋洞でしょうか?
ビールは、瓶の小瓶が、缶や中瓶より美味しいです。



2009年8月20日木曜日

小指の先の天使 神林 長平

小指の先の天使 (ハヤカワ文庫JA)連作短編のようになっていて、バーチャル世界に移住した松本市が舞台。神林ワールドをしっかり堪能できます。★★★



2009年8月18日火曜日

麦撃機の飛ぶ空 神林 長平

麦撃機の飛ぶ空神林長平のソートショートです。短くても、自分の存在を主人公が確かめるために、最後まで動き続けます。意識ある限り、永久に稼動する、そんな存在、主人公に神林ワールドは守られているような気がします。神林長平の読み残しを読んでしまわないと。★★★

ペルディード・ストリート・ステーション チャイナ・ミエヴィル

ペルディード・ストリート・ステーション (プラチナ・ファンタジイ)アーサー・C・クラーク賞/英国幻想文学賞受賞作ですが、これをSFと呼んでいいのか。80%ファンタジーしてます。600ページ、2段組み、フォントも近年に見ないほど小さいという、大変なボリュームですが、登場人物も、ストーリーもかなり単純で、おもったより読みやすいです。解説や、扉の紹介文を読めば、ほぼ内容そのままといっていいと思います。それでも、ここまで長い小説になったのは、ニュー・クロブゾンという街を、徹底的に書き込んでいるせいです。小説の舞台に街の一画が登場すると、数ページにわたって、その界隈の解説が続きます。これを、楽しく読めるかどうか、この描写こそが、この小説のもう一つの顔になっています。ただ、ごみごみ、体液、生物の糞などに満載された街の描写は気持ちのいいものではなく、科学?と称される描写も適当なものなので、SFや、サイバーパンクとして読むのは辛いと思います。★★★

湯島、ロワゾー・ド・リヨンのフランボアーズ

Rimg0010 湯島のケーキ屋さん、「ロワゾー・ド・リヨン」のケーキを買ってきました。うまく言えないのですが、目指すところが、理解できる味というか、気に入りました。上野のアトレで買ったので、今度、お店にも行ってみたいと思います。



2009年8月10日月曜日

戦闘妖精・雪風〈改〉神林 長平

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)新刊「ブロークン・アロー」を読む前に、〈改〉を読んでなかったことに気づいて今更ながらに読みました。前に読んだのは、リアルタイムだったので、さすがに、どこが違っているのかわかりませんでした。とりあえず、再読。しかし、今でも面白いです。ちなみに、雪風とは、元々、旧日本帝国軍の駆逐艦で、終戦まで生き残り、奇跡の駆逐艦と呼ばれました。したがって、戦闘妖精の雪風も最後まで生き残ると予想しています。★★★★