2010年10月14日木曜日

世界幻想文学大賞「魔術探偵スラクサス」マーティン スコット

魔術探偵スラクサス世界幻想文学大賞の、ファンタージー、ユーモア、ミステリーというと、出来すぎの気がしますが、確かに出来すぎ。ファンタージーとしての世界や、魔法や、キャラクターがよく出来ている上に、ミステリーとしてのハードボイルドさもいい感じで、しかも、笑える下町探偵。助手は、大剣と斧を持った美女ウエイトレス。王女を救い、王子の名誉を守り、権力妄想の政治家や宗教家を鼻であしらう。痛快、ユーモアミステリー。すべてがうまく融け合ってます。続編も翻訳を激しく希望します。★★★★

2010年10月13日水曜日

「宇宙開発SF傑作選 ワイオミング生まれの宇宙飛行士 SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー」中村 融・編

ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)サターンロケット時代のオマージュ満載の短編集です。ぼくも、U.Sのアポロ計画後に産まれ、小学校でテレビで着陸を見て、夜もテレビにかじりついていた世代ですから、この本の気持が手に取るようにわかります。最後の短編、ワイオミング生まれの宇宙飛行士は、まるで現代の日本のようでニュース番組で平気で占いをやり、オカルトが科学や、数学よりも人間らしいと思っている社会に真の人間的ってことを思い出させます。バンザイ!★★★★

2010年10月12日火曜日

始末屋ジャック第3弾「異界への扉 」F・ポール・ウィルスン

異界への扉 (扶桑社ミステリー)9月分のアップが、まだ終わってなくて、最近のBlogは、まだ9月分です。といっても10月はほとんど読めない状態が続いています。この本、電車の中で読むには最高でした。ナイトワールドの、あの怪物が、まだまだ人間ぽい頃の前日譚。いよいよナイトワールド世界に突入です。★★★

2010年10月11日月曜日

凄い世界の終末「ナイトワールド」 F・ポール・ウィルスン

ナイトワールド〈上〉 (扶桑社ミステリー)とにかく、世界の終末の迎え方が半端じゃない。これほど凄いのは、始めて読みました。まるで生き残れる気がしません。★★★★

2010年10月8日金曜日

完成度が異常に高い「神林長平トリビュート」

神林長平トリビュート神林長平作品をレスペクトした、作品集。さすがに異常にレベルが高いです。しかし、自分の人生に関わるほどの作品はない、ただただ完成度が高い作品。読んでて、悲しくなりました。やはり、本の最後は思いいれですね。★★★

2010年10月7日木曜日

ペルディード・ストリート・ステーションの作者が作った裏ロンドン「アンランダン ザナと傘飛び男の大冒険 ディーバとさかさま銃の大逆襲」チャイナ・ミエヴィル

アンランダン 上 ザナと傘飛び男の大冒険あの難解なSFファンタジー「ペルディード・ストリート・ステーション」の作者が裏ロンドンを想像。しかも、ジュブナイル。アンランダンは、アン・ロンドンのことだそうです。当然、ニール・ゲイマンの「ネバーウェア」を思い出しますが、作者もこれには言及してます。こうして出来上がったロンドンは、ペギー・スーの絶好調の頃のように危険な街に仕上がってます。上下2冊一気読み。久々に大人も読める、ジュブナイルです。★★★★

2010年10月6日水曜日

本当に死骸を拾ってきてます「頭骨コレクション 骨が語る動物の暮らし」福田史夫

頭骨コレクション――骨が語る動物の暮らしこの方、凄いです。丹沢近くの山の中を歩き、死骸を見つけ、拾ってきて、皮を剥ぎ、身を削り、骨を回収してます。しかも、巻末には、死骸からの骨の回収方法つき。中身もやっぱり濃くて、哺乳類の骨について一気に興味がわきます。★★★★

2010年10月2日土曜日

「聖ペテロ祭の殺人―修道士カドフェルシリーズ(4)」エリス ピーターズ

聖ペテロ祭殺人事件―修道士カドフェルシリーズ〈4〉シュルーズベリは、三日間のお祭り。ところが、祭りに来た商人が殺されてしまう。いい雰囲気の新院長の元、カドフェルの犯人探しが始まります。お酒の飲み方が半端じゃない、さすがイギリス。★★★