2014年9月30日火曜日

ヒューゴー賞、ネビュラ賞、世界幻想文学大賞受賞作収録「霧に橋を架ける」キジ・ジョンスン

霧に橋を架けるエイリアンに捕らえられた女性のコミュニケーション手段は、セックス。猿たちが行う不思議な奇術に巻き込まれる人たち。不思議で悲しいフランタジー短編集です。これだけ賞を取るのも納得できるだけの、不思議な味わいが応えられません。SFのインナスペースが返ってきたみたいです。★★★★

2014年9月26日金曜日

延びてる「悲業伝 」西尾 維新

悲業伝 (講談社ノベルス)快調だった、「悲惨伝」で期待してたのに、またもや延び延び。魔法少女ならぬ、魔法おばさんが頑張ります。先々行ったばかりの徳島が、凄い事になってて、おまけに劫火に焼かれてます。延びても良いけど、快調な進め方をして欲しい。★★

2014年9月25日木曜日

ドタバタ「落ちこぼれネクロマンサーと死せる美女」メラニー・カード

落ちこぼれネクロマンサーと死せる美女 (創元推理文庫)設定が幼稚で、ネクロマンサーや、人の考えている事が読める審問官など、とんでもない設定がどんどん出てきますが、社会は意外に普通のまま。殺し屋の美女といっても、どんな事ができるのかよくわからない。話しの進みは良いけど、大丈夫なのかこの小説。とりあえず、続編待ち。★★

2014年9月24日水曜日

ブラッドベリ再び「プリティ・モンスターズ」ケリー・リンク

プリティ・モンスターズケリー・リンクの少年少女主人公版?ブラッドベリの夏休みを思い出すような、アメリカの懐かしい風景が登場する、ケリー・リンク作品。特に、墓を掘り起こすにはやられました。世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ローカス賞キラ星の短編集です。★★★★

2014年8月21日木曜日

2014年8月19日火曜日

河川工事の専門家が見る歴史「日本史の謎は「地形」で解ける」竹村公太郎

日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)家康の江戸治水工事によって、関東平野が出現した。その工事の歴史には驚きました。歴史を河川や、土木の目で見る。昔にもきちんとした土木技術があったことがよくわかりました。他にも、日本堤などによる治水工事と、吉原移転。吉良家と、徳川家と治水工事の関係。どれも、土木の目がなくてはできない歴史考察で勉強になりました。★★★★

2014年8月18日月曜日

バイオロギング面白い「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」渡辺佑基

ペンギンが教えてくれた 物理のはなし (河出ブックス)極地研究所で働く著者の武器は、バイオロギング。マグロは、時速100Kmもでなくて実は8Kmぐらい。実際に測ってみないとわからない。しかも、測ればいいわけでもなく、海の中ではGPSは使えず、そこに知恵が詰まってます。バイオロギングの実際の話しが読みたかったので、ピッタリの本でした。★★★★

2014年8月13日水曜日

引きこもりニートのSF的冒険「SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと」チャールズ・ユウ

SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと翻訳が、円城 塔 ということで、彼の作品ぽいと評判の本作。しかし、これは円城翻訳マジックで、引きこもりニートのSF的妄想話しなのでは。先月読んだ、「図書室の魔法」ジョー・ウォルトンが、文学少女のフランタジー妖精妄想と、現実のどちらともとれる微妙さを描いた作品だった様に、これもSF的手法で、ニート妄想を描いた作品。それでも、不思議な魅力に満ちていたのは、円城マジックでしょう。★★★