2013年1月28日月曜日

ロシア帝国も、ムガール帝国も、清もすべてモンゴルです「興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後」杉山 正明

モンゴル帝国と長いその後 (興亡の世界史)イルハン朝の歴史書「集史」をイスラム以外の読み方をしたことがなかったです。愕然。ロシア帝国も、ムガール帝国も、清もすべて、チンギスの権威を借りて作られた王朝であり、チムールもそうだった。こうした歴史は、細々とでも、20世紀まで続いていた。世界史の見方を変えてくれる面白さ。歴史に正解はないというのを再認識させてくれます。「疾駆する草原の征服者」から、まるで違った姿をみせてくれます。凄い。アフガニスタンは、こうしたモンゴルの権威を持った大名たちが集まった政権であり、それを中央集権に変えるのが正しいのか。歴史は現代まで繋がってます。★★★★★

伊藤 典夫,浅倉 久志、共訳です。「昔には帰れない 」R・A・ラファティ

昔には帰れない (ハヤカワ文庫SF)「九百人のお祖母さん」以来、出れば読んでるラファティですが、今回のが1番難しいかも。寓意が、何を意味するのか読んでもわからない。伊藤 典夫氏も、あとがきでわからないと書いているから、ぼくの問題ではないと一安心。もちろん、面白いヒューゴー賞受賞の「素顔のユリーマ」などの短編も入ってます。★★★

2013年1月23日水曜日

インターネット選挙くるでしょうから「ウェブで政治を動かす!」津田大介

ウェブで政治を動かす! (朝日新書)ネット投票ではない、選挙活動にインターネットを使う、ネット選挙の簡単な入門書といったところ。よくまとまってます。まずは、お勉強です。★★★

2013年1月21日月曜日

シリーズ3作目「影の王国」ロイス・マクマスター・ビジョルド

影の王国 上 (創元推理文庫)チャリオンに比べて、登場人物の魅力がガタ落ち。悪くはないけど、ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞を受賞した1作目とは格段に落ちてます。それでも、それでも人間の意思を信じて、大演壇。★★★

2013年1月16日水曜日

青井意足、初の小説「青銭大名」東郷 隆

青銭大名信長の父親、豺狼と言われた信秀の物語ですが、実際にはその配下にいた、青井意足の物語になっています。銭の力で戦国を生きるといいうが、十分に書かれているとはいいがたく、取材力不足。★★

2013年1月13日日曜日

久々に傑作「赤猫異聞」浅田次郎

赤猫異聞火事による、江戸の囚人解き放ち。官軍への江戸受渡しの中、ジャマになった3人の囚人の顛末。久々に赤川次郎らしい、嘘と真実の境目を扱った作品です。傑作。★★★★

2013年1月9日水曜日

久々に人間が主人公「岳飛伝 三 嘶鳴の章」北方 謙三

岳飛伝 三 嘶鳴の章1,2巻と書きたいことのために、登場人物が描かれていたような感じでしたが、ようやく一人ひとりが書かれ始めたのでは。登場人物の生き方を通じて、現れるものを書いて欲しいです。面白くなってきました。★★★

2013年1月6日日曜日

兵器開発から運用問題へシフト「覇者の戦塵1944 - サイパン邀撃戦 上 」谷 甲州

覇者の戦塵1944 - サイパン邀撃戦 上 (C・NOVELS)フォード的な新兵器の開発、大艦巨砲主義を日本がやめて、新しい日中戦争、太平洋戦争を描く本作も、新兵器開発が終了。兵器の運用が始まりました。空対艦ミサイル、翔竜登場。そして、翔竜を使った米戦艦との砲撃戦。渾身の出来。★★★