2007年3月31日土曜日

復讐への航路 エリザベス・ムーン

Cay2 シリーズ2冊目。今回はいきなり戦闘機による空爆から始まり、宇宙での戦闘で終わります。マイルズシリーズとはまるで変わって、謎の適との闘いがメインに。大丈夫?★★



2007年3月30日金曜日

栄光への飛翔 エリザベス・ムーン

Cay1 マイルズ・シリーズの女性傭兵バージョンといった感じです。ただ、主人公が成長する教養小説よりはエンターテインメント。ちょっと小粒。★★★



2007年3月29日木曜日

日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」有馬哲夫

410302231001_aa240_sclzzzzzzz_ 日本テレビの創立者、正力松太郎は、アメリカの反共戦略に協力して資金を得て、テレビ局を創設した。CIAは正力に「ポダム」というコードネームをつけていた。
資料が見つかったので事実でしょう。ちょっと想像部分が長すぎて読むのは疲れますが、日米の関係を考え直すには大切な内容です。★★★



iTunesをリモコンで操作

Key02s Amazonで買ってみました。iTunesをリモコンで操作できます。インストールもとりあえずやってみたら、簡単に動きました。鳴らす、止める、音量調節だけなら、設定もなにもしなくても大丈夫でした。これで十分。
Keyspan ExpressRemote URM-17A



2007年3月28日水曜日

私のハードボイルド―固茹で玉子の戦後史 小鷹信光

Kodaka 幸せな人生の伝記です。
「日本のハードボイルドの夜明けは、いつくるんでしょうかね。コダカノブミツさん 」



2007年3月27日火曜日

サンキュー、ジーヴス P.G. ウッドハウス

Ji5 今までの誤解も解けて、バーティが大活躍。他の短編を読んでないとこの面白さはわかりません。バタバタも視覚的で吉本の舞台を見るようです。★★★



2007年3月26日月曜日

天空の秘宝 ウィリアム・C・ディーツ

Tenkuu 10分に1度は戦闘か銃撃。主人公はすぐに捕まって、脱出して戦闘して。次々に気になる美女が登場。★★



2007年3月25日日曜日

繩の戦士 ピアズ・アンソニイ

05121920 ザンス・シリーズのビアズが作者。さんざん探して文京区図書館で見つけました。なわの戦士というのは、あまり意味がないみたい。内容は、文明が崩壊しかかった後の世界で、ちょっと変わった世界観、剣や混紡で闘うというもの。しかし、戦闘は手に汗とはいかず、盛り上がりません。★★



2007年3月23日金曜日

コン・セブリ島の魔法使い 別役 実 スズキ コージ

Konse 絵本です。復刊ドットコムで再刊されたものなので、ちょっと期待しました。でも、大人になって読むほどとは。しかし、内容はねじ式っぽいです。★★



皇居周辺・桜情報

Sakura22 皇居周辺の桜を見てきました。緋寒桜は、咲き終わったところです。寒桜、小彼岸は今日がちょうど見頃。ソメイヨシノは、つぼみ状態で週末から若干咲いてくるんでしょう。お花見は、来週末でしょうか。写真は、英国大使館前当たりのソメイヨシノです。



2007年3月22日木曜日

量子宇宙への3つの道 リー・スモーリン

Ryousi3 ループ量子重力論がどんなものなのか、さっぱりわからなくて再読しました。ループ理論の部分だけを拾い出すように読んでみたのですが、情報量が少なすぎます。他の本をあたってみないと。★★★



2007年3月21日水曜日

世間の辻 澤田ふじ子

Kji9 公事宿シリーズも94作目だそうです。今回は歩いている人に声をかけたらという作品が多く、知らない人に声をかける文化がなくなったなあと実感。最早登場人物の生活に変化もなし。★★★



2007年3月20日火曜日

シンギュラリティ・スカイ チャールズ・ストロス

Banana 大枠は、レンズマンのようなカップルが、ボーグと闘うといったもの。十分楽しめるスペースオペラの形をとりながら、魔法のような量子理論的科学が世界を変えていく過程も同時に描くという意欲作。ライトのベルではありません。新しいSFとして十分楽しめました。★★★★



2007年3月19日月曜日

「さんずいづくし」「さんずいあそび」 別役実

Sanzui 「さんずいあそび」が出たので、前作「さんずいづくし」とセットで読んでみました。さんずいがついた漢字がテーマです。別役実をご存じなら、内容はお分かりのはずです。歳をとって、何もしないとまじめになってしまうそうですが、まだまだ大丈夫です。★★★



2007年3月18日日曜日

ドラえもん短歌 枡野 浩一

Dora NHKでやってたやつです。
自転車で君を家まで送ってた
どこでもドアがなくてよかった



失恋をグウで殴ってもう決めた
私今日からジャイアンになる

ぼくも作ってみました。

家族で海外旅行の友に
スネ夫みたいという 私の地獄



2007年3月17日土曜日

図書館の興亡―古代アレクサンドリアから現代まで マシュー バトルズ

Libnon 1番面白かったのは、近代、工業化によって新しい出版業ができたことです。印刷術よりもここが問題。量産化で、少部数や、商業的に採算がとれない本はでなくなりました。その前の写本時代なら問題なかったことができなくなったわけです。今は、ネットのお陰で写本が低コストでできるようになりました。出版社はぼちぼち、コーディネートを諦めて、低コスト製本に切り替える時期ではないでしょうか。★★★★



秋月電子仮営業

Ca330037 秋月電子が仮営業。店舗が改装で、お向かいでテント営業中です。



2007年3月16日金曜日

検索エンジン雑誌

Seo 翔泳社から検索エンジン雑誌が出たということで、買ってみました。コンピュータ雑誌ではなくなってます。完全な、マーケティングの雑誌になってます。書籍分類がますます意味をなくしてくると、検索の意味がどんどん変わってきますね。



2007年3月15日木曜日

街角のオジギビト とりみき

Ojigobito オジギビトという言葉は、とり・みきが作った言葉です。読むととりあえず、気になって街歩きが楽しくなる、それで十分ですね。★★★



2007年3月14日水曜日

PONGもできる商用脳波インタフェイスキット

Gtecbraininterface Engadget Japaneseで紹介されてました。
ついにというか、繋がりたいです。



九死に一生ハンター稼業 ジャネット イヴァノヴィッチ

Sute9 笑いすぎに注意、電車の中では危険です。シリーズ9作目ですが、最高のできなのでは。ある意味最強の女性、ステフが今回も壊します。火事や爆発のような大げさなものは今回はありませんが、それだけにじわりと利いてきます。★★★★



2007年3月13日火曜日

パピルスが伝えた文明―ギリシア・ローマの本屋たち 箕輪 成男

Papi 「中世ヨーロッパの書物」に続いて読んで見ました。写本なんだという趣旨は同じ。パピルスがいかに残ってないかはわかりますが、内容が薄くて。★★



2007年3月12日月曜日

太陽の簒奪者 野尻 抱介

Taiyo 常識的な線をつなぎ合わせると、ファーストコンタクトものとしてのハードSFは、ここまでしかできないのかと悲しくなります。よくできているのは確か。科学がここまでしか進んでいないんですね。★★



2007年3月10日土曜日

親父がちょっと前に死んだ13ー確定申告

さて、確定申告です。通常と違うのは、還付金が本人ではなく、相続人に振り込まれるというところです。名前欄に、親父の名前の後ろに、被相続人。その下に、相続人・母の名前。他は通常通り。付票があって、そちらに相続人一覧を書いて、還付金の相続をどのように振り込むかを書きます。法定相続でないと、協議書などが必要で面倒なので、法定相続通りにしました。
他に、家の火災保険の名義を変更。
後は、母親の年金額の確定と、証券会社。
ぼちぼち、お墓の手配とか考えないといけません。



2007年3月9日金曜日

「念力家族」「念力図鑑」 笹公人

Nenriki 歌集です。急に読みたくなって再読。
「落ちてくる黒板消しを宙に止め3年C組念力先生」
「すさまじき腋臭の少女あらわれて鳥籠の中のカナリア死せり」
「「ドラえもんがどこかにいる!」と子供らのさざめく車内に大山のぶ代」
元気になれますね。



2007年3月7日水曜日

わたしの名は紅 オルハン・パムク

Akaべにではなく、あかと読みます。オスマントルコ末期の細密画師が、ベネチアから入った新しい絵画のスタイルに影響を受け、ついには殺人が起きる。中身は推理小説仕立てです。トルコの作家ですが、2006年度のノーベル文学賞受賞作家になりました。3人の細密画師のスタイルが推理の基本なのですが、その違いが明確にはわからないままで、読むのに苦しみました。イスラムの小説は初めてかも。もちろん、オマルハイヤームや、ザッカリーは読んでますが、いきなり近代小説で、ずいぶん楽しめました。★★★



2007年3月6日火曜日

親父がちょっと前に死んだ12-相続登記

さて、相続登記です。司法書士に依頼するのが早いのですが、自分でできるか試してみました。まずは、法務局に行き相談。局に行って、名前を書くと、相談できる担当とすぐに話せます。説明の紙をもらい、集める書類を教えてもらいました。父親の、ぼく、母親、妹の戸籍。父親の生まれてから死ぬまでの戸籍。住民票に印鑑証明。住所が変ったので、地番と、新住所の関連が証明できる書類。そして申請書( 不動産を遺産分割協議によって相続した場合の申請書の様式・記載例)。それに、遺産分割協議書。相談はどこでもできるそうなので、全部揃ったところで、東京・九段の法務局で大丈夫か見てもらいました。収入印紙を、登記する値段にあわせて数万円分。そして、実家に帰って申請。控えをもらって、約2日で登記が終わり、新しい登記の書類をもらいました。土地が2箇所。建物が1。電子式のやつです。シールははがして、番号はメモしました。
面白かったのは、住所というのは郵便局が決めたもので、地番は地形が変らない限り変らないという登記の考え方です。古い地名は生きてます。



2007年3月5日月曜日

ウェブ人間論 梅田望夫・平野啓一郎

Umeweb_1 Amazonのレビュー通りの感想といったところですが、平野啓一郎の「日蝕」ファンが、「ウェブ進化論」を読むということでは意味が大きいのではないでしょうか。しかし、WEBと書かずウェブ表記が最近増えてきたような気がします、いかがでしょう?★★★



ウェブ人間論 梅田望夫・平野啓一郎


2007年3月3日土曜日

ブラウンを買う

実家と東京を行ったり来たりするうちに、同じものを2個買うという習慣ができました。目薬、下着、靴下、爪きり、コンピュータ。こうしておけば、荷物は最小限で済みます。着替えと、携帯、お財布をちょっと持っていくだけで、十分です。コンピュータ以外は価格も安いので問題なし。こんな中で、唯一、2重化できなかったのが、電気髭剃りでした。コンピュータは、移動時に壊れることもあり、重いし、荷物になるので、型落ちを購入しましたが。髭剃りは値段が微妙というか。3万円弱。しかも、あまり荷物にならない。そんなわけで、フィリップスを運んでいたわけですが、今日、何気なく価格を見ると、1万2千円。しかも、液晶とかがついてないだけで、機能は変らないようです。今まで高いの買っていて馬鹿みたいだと気がついて、早速買ってみたくなりました。どうせならと、今までのフィリップスではなくブラウンを購入。ちょっとヒリヒリしますが、よく剃れます。フィリプスの1番高いのを買っていたのが馬鹿みたいな気が。しかし、毎日使うもの、この先どうなるか気になる買い物です。



2007年3月2日金曜日

親父がかなり前に死んだ11

さて、四十九日が終わって、2日め。家にあった祭壇を葬祭会館の人が取りに来てくれました。白木の位牌の処分も一緒にお願いしてしまいました。花かごも崩さず、そのまま持っていってもらって、すっきりです。
家の火災保険の更新が来たので、契約変更の書類の郵送を以来。クレジットカードの破棄。デパート系のクレジットカードは持っていくと、たまったポイントを商品券してくれました。
警察署にいって、免許を処分。
法務局にいって、相続登記の相談。聞いてみると、司法書士の人に頼まなくても何とかなりそうな気が。とりあえず、銀行、郵便局、ガス、電気、電話の切り替えは終了。
固定資産税の支払いの切り替えを市役所に出しに行き、ついでに市民税などの引き落としの口座変更の用紙をもらって銀行へ。そして次の日からは挨拶回りでした。
疲れた!



親父がかなり前に死んだ10

まだお正月前の話を書いてるわけで、タイトルを変えました。さて、葬儀後東京に戻って仕事、仕事仕事。その間に、免許というものを持ってないので、本人確認が大変。そこで、写真つき住基カードを作りました。費用も500円+写真代。しかも、申請した次の日にはできてました。印鑑証明と、住民票を取得。大阪におやじの古い戸籍謄本と、除籍謄本を発注。四十九日の料理を決めて、お持ち帰りようの風呂敷を発注。銀行、証券会社からきた書類を書き込み、母親に譲る書類を書いて印鑑押して、妹にパス。
そしてお正月。ご近所や、病院に配る手土産たくさん。お墓の名義変更書類の作成。出来上がった本位牌を回収。今年は、お年賀もお持ちもおめでたいものもなし。
そして、48日目の日曜日に1日早い四十九日をやりました。次の日は、香典のお返しをデパートに発注に。リスト作りましたが、電話番号で住所や名前までが出てくるのには驚きました。個人情報どころではないような。お返しは3分の1額のカタログギフトにしました。
さあ、次は確定申告と、不動産の相続登記です。



2007年3月1日木曜日

中世ヨーロッパの書物 修道院出版の九〇〇年 箕輪成男

Shahon 日本にも中世ヨーロッパにも、写本が文化をつないでいた時代があり、印刷がルネサンスを用意したのではないという、写本の歴史を教えてくれる本です。勉強になりました。★★★★



蹴りたい田中 田中啓文

Tanaka 著者とは1歳違いなので、ほぼ同時期に同じSFを読んでいるため、どうしてこうなったか、痛いほどよくわかります。中身はSFのオマージュと駄洒落になってます。80年代にSFを読みふけった人でないと解読も難しいと思います。★★★