最近、週に3日は赤坂から、お茶の水まで歩いています。
春秋時代の考察を通じて孔子像を歴史的解釈から再構成した、伝説的な本です。多くの小説や、漫画に影響を与え、論語が面白くて、危険な本だと再確認させてくれ、現代に蘇らせる、とんでもない人がいたものです。しかし、その成り立ちは、戦後の敗戦感のなかで、ひたすら読み、敗北者のための本ではないかという認識を身近に持ったことだという、作者の後書き。こういった執念が、本に光を当てるんですね。★★★★★
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