2007年1月22日月曜日

親父が死んだ05

今回は葬儀の進行です。まずは、朝から葬儀や通夜に呼びたい人のリスト作り、その後携帯から電話をかけまくり。20カ所ぐらい電話しなければなりません。その間に、死に水をとり(ほとんど意味不明の儀式ですが、何か意味を見いだせるかと思ってやってみましたが、意味不明のまま)、お昼から湯灌。これは、本当に表情が変わりました。母親も凄く喜んでました。すべて業者の人がやってくれます。死化粧のうまいこと、さすがプロです。前にも書きましたが、頭の三角などはやめてしまいました。1時間程度で終了。後は、19時からの通夜の読経まで、来た人の接待だけです。香典をいただいた方に渡す、即日返しのハガキ、塩、お茶、手つきの袋のセットが届きます。足の悪い人用に、座布団以外に椅子も用意。
本当はここで、読経をあげていただく僧侶の方を迎えにいったりしなければいけないのですが、父親、母親の希望もあって、ぼくが唱えることにしました!父親からは「おまえがやれと」言われていたんですが、まさか本気だったとは。母親に父親から言われたでしょと言われて、観念しました。ぼくは、禅宗の道場に2週間ばかり入ったこともありますし、般若心経、法華経の28品のうち7つぐらいは、唱えることができます。コーランも若干なら、アラビア語で唱えることもできます。(捕虜になったとき便利)父親も宗教など信じてなかったんだと思います。戒名もいらない、俗名で十分といわれていました。
というわけで、19時から、導師になって読経。喪主なのに。さすがに、司会は葬祭会館の人に頼みました。唱えたのは、搬入心境では短すぎるので、法華経の中から3つほど。20分ほど唱えて終了。30人程度人がいるので、流石に汗をかきました。
最後に挨拶、お寿司を肴に、1時間ぐらいビールをついで回って、みなさん解散。親父を置いていくわけにもいかないので、今晩も会場泊まり。明日の10時から、いよいよ葬儀です。
願以此功徳
普及於一切
我等与衆生
皆共成仏道



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