電気、電波、トランジスタ、そして生物内の電気信号まで、その発見にかかわった人物に焦点をあてて、彼らのどのような欲求が発見をうながしたのかを書いた本です。語り口は絶妙。楽しく読めますが、内容は知っていることばかりで、勉強にはなりません。ただ、巻末についている「さらに詳しく学ぶためにー参考文献」のリストは、素晴らしいです。邦訳は半分程度、ぼくも読んでいて、これらの本がどんなに世界を見る目を変えてくれるかは保証できます。ただ、どの本も、誤訳や、文章が酷くて、読むのが大変な思いをしたものが多く、日本のサイエンス・ライティングの情けない部分を再認識させられますけど。★★★
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