2011年7月4日月曜日

女性1人称「猫物語 白」西尾維新

猫物語 (白) (講談社BOX)カブキ「傾物語」を先に読んでしまいました。カブキ「傾物語」が、ちょっと変わった原因がわかった気がします。「猫物語 白」は、1人称しかも、女性が主人公です。西尾維新といえば、男性1人称、女性との掛け合いが本編と離れて延々と続くのが魅力ですから、前提が崩れたわけです。今までも、この会話を無くす試みは行われましたが、ことごとく失敗しています。しかし、この作品は一定のレベルを保っています。やっと、落ち着き先を見つけたというわけでしょうか。★★★

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