2012年1月1日日曜日
明けましておめでとうございます。
今年も読んだ本で面白かったものを紹介させていただこうと思います。
読んだ本は、175冊で、200冊も読めないという少ない年になりました。
しかし、再読した本は入れてないので、それでようやく200冊超です。
ちなみに、1番アクセスが多かった記事は、「2011年 ニコライ堂のバザーは、11月4日5日です」
でした。
5つ星をつけたのは、
「三国志10巻」宮城谷 昌光
9巻10巻は歴史に残る、三国志になってます。
「これが見納め―絶滅危惧の生きものたち、最後の光景」ダグラス・アダムス、マーク・カーワディン
銀河ヒッチハイクのアダムスが、実際に旅をした旅行記です。出色!
「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」ジュノ・ディアス
海外文学の力量がわかります。
「史記 5 武帝紀」北方謙三
三国志から始まった歴史ものの中で、初の5つ星です。
「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」ウンベルト・エーコ, ジャン=クロード・カリエール
薔薇の名前のエーコにとって、紙の本というものがどういったものなのかがわかります。親子3代ぐらい手渡せるような本でないと本ではない、今の日本の本のコンセプトの貧しさが身に染みます。
「切りとれ、あの祈る手を <本>と<革命>をめぐる五つの夜話」佐々木 中
本は、人を狂気に陥れる悪魔の兵器です。
「ベッドルームで群論を――数学的思考の愉しみ方」ブライアン・ヘイズ
これほど数学を楽しめる本は、始めてです。
「世界を変えるデザイン ものづくりには夢がある」シンシア・スミス
これは、5つ星ではないのですが、本に書かれていた内容が素晴らしい。
世界の90%の人は、1日2ドル以下で生活している。そんな彼らの生活をデザインで変えられるといった本です。
今年も素晴らしい本に巡り会えますように。
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