2005年8月12日金曜日

御隠居忍法 唐船番 高橋 義夫

4408534196 隠居した隠密が大活躍。というわけで、仕込み杖に、鏃の手裏剣で単独悪を打つ。相手は、芥子の密造に抜け荷の海賊。現代的な香港映画のような時代劇です。テンポも速く、楽しめました。★★



2005年8月10日水曜日

天切り松闇がたり(第4巻) 浅田 次郎

40877474254巻目になってさすがに鼻についてきたというか、やくざモノの限界でしょうか。そんなに立派なら、ちゃんと堅気になりなさいとつっこみたくなるのは、物語のトーンが落ちているから。1巻は最高だったのに。★★



2005年8月9日火曜日

夏姫春秋 宮城谷 昌光

4062630672 春秋時代前半、物語は楚、陳、鄭と跳びまわりますが、それを翻弄される女性夏姫が結びつけます。美女が神がかっているのも、宮城谷作品らしく、よく練れた作品です。★★★★



2005年8月8日月曜日

十番斬り―剣客商売 池波 正太郎

4101157421 今回は、小兵衛が斬って斬って斬りまくります。大活躍。片っ端から斬ってしまって、結末は皆殺し。ちょっと酷いのではないでしょうか。新幹線で読み流すには最適。★★



天保悪党伝 藤沢 周平

河内山宗俊に、片岡直次郎とお馴染みの天保六花撰、藤沢周平版。しかし、悪党を描くのがこんなに下手だとは。藤沢小説は、人間を描いているのではなく、人間を通して何かを表現しているのだと痛感。人間の魅力のみでは小説にならないのでは。★



伝説なき地 船戸 与一

4062631571 何も作れない産み出さないはずだった、伝説の地に難民が神のお告げを聞いた女性と住み着き、皆殺しにしようとする地主と日本人が対決するという、ストーリーからは何がなんだかわからない小説。実際、完成度は低いのですが、映像用に書かれたドラマ脚本のように、最後が地震で全てが消えて亡くなるという終わり方には唖然。何故か、厚み以外にも読み応えがあります。★★



2005年8月3日水曜日

悪党の裔 北方 謙三

412202486 「楠木正成」と同じ時代、同じ設定を赤松円心の眼を通じて書いてあります。楠木正成より、その分複雑になって、登場人物にも複雑さが加わってます。いいできなのではないでしょうか。★★★



よしきた、ジーヴス P.G.ウッドハウス

31550628 今回は長編で最後の最後までジーヴスはでてきません。ベーティー以下ろくでなし、へま軍団のへまを心ゆくまで堪能できます。しかし、このダメ具合は、吉本新喜劇そっくりです。★★★★