2014年8月10日日曜日

「さよならの儀式」大森望/日下三蔵 編

さよならの儀式 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)年間短編SF傑作選も安定した仕上がり。石川博品の「地下迷宮の帰宅部」は収穫でした。★★★

2014年8月9日土曜日

平安時代劇「王朝小遊記」諸田玲子

王朝小遊記異能の5人が集まって、家族ごっこしながら世直し。といっても特別な見所もないし、登場人物が魅力的という訳でもなく、推理小説でもなく、ただただ平安時代が舞台というだけでした。残念。★★

2014年8月3日日曜日

158回の出撃経験が「All You Need Is Kill」桜坂 洋

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)Kindle版で読んでみました。書き出し、こんな主人公で大丈夫かと思いましたが、綺麗にまとめてありました。よくできたSFです。しかし、158回の出撃経験がもう少し書けていればよかったのですが、まるでシナリオいたい。長さも短いし。小説としては物足りない。★★★

2014年8月2日土曜日

日本人の心のなかにあるもの「精霊の王」中沢 新一

精霊の王金春禅竹が書いた「明宿集」を元に、芸能の神、宿神を引っ張りだし、その意味を解説した本です。内容そのものは面白い。しかし、所々で、ドルイドやアーサー王伝説との関連が語られたり、精度に欠けます。それでも、日本人ならなんとなくわかる、芸能の神の存在を炙りだしたのは名著。★★★

2014年8月1日金曜日

対談集「ブッダの方舟」中沢 新一

先月読んでだ、夢枕獏の対談集「幻想神空海」と同じメンバーが、登場する対談集です。しかし、抜群に面白かった、高野山真言宗般若院の住職、宮崎信也が若すぎて面白くない。残念。★★

2014年7月31日木曜日

膨大な知識が流れ込みます「雲の中では何が起こっているのか」荒木健太郎

雲の中では何が起こっているのか (BERET SCIENCE)地上の気温が、28度。上空5Kmで、0度。そして、上空16Kmでは、マイナス70度。この間を繋ぐ、積乱雲の中身はどうなっているのか?そんな疑問はもとより、雲の中を恐ろしい速度で解説していきます。数字がいっぱい、軽くではとても歯がたたないけど、読めば読むほど知識を授けてくれる、抜群の良書です。これほどの本が、日本のサイエンス関連の本として出たのは初めてなのではないでしょうか。凄い、凄い、凄い。★★★★★

2014年7月26日土曜日

「孤児たちの軍隊 2―月軌道上の決戦―」ロバート・ブートナー

孤児たちの軍隊2 ―月軌道上の決戦― (ハヤカワ文庫SF)イラク派兵された米軍兵士がモデルだっただろう、1巻と違って、軍で戦うことがなくなり、分からず屋の軍をだまして、英雄として一人戦うという訳のわからない展開。「宇宙の戦士」「終わりなき戦い」「老人と宇宙」のパロディでも、それなりに出来の良かった前作と違い、話しがむちゃくちゃでついていけません。★

2014年7月24日木曜日

豪華、翻訳、井辻 朱美, 永島 憲江「アーデン城の宝物」E・ネズビット

アーデン城の宝物没落した一族に最後に残されたお城の持ち主になった、10歳の弟と、姉の時間冒険ファンタジー。20世紀初頭のどっしりとした作品です。小さい頃に読みたかったと思わせてくれる、出来の良さ。J・K・ローリングの愛読書というのが、売り文句なのはいただけませんが、予想外の拾い物でした。この翻訳陣なら間違いなしですが。★★★★