2009年12月28日月曜日

オペレーション・アーク 1 セーフホールド戦史 デイヴィッド・ウェーバー

オペレーション・アーク 1 セーフホールド戦史 (ハヤカワ文庫 SF) (ハヤカワ文庫SF)侵略宇宙人から逃れるために、中世レベルの世界を構築した世界で、産業革命が起ころうとする島に、サイボーグが超テクノロジーを持って降臨。対するは、腐敗した教会という、どこにでもありそうな世界観。登場人物も、恐ろしいほどワンパターン。まるで子供が書いたような小説です。しかも、前半150ページまでは、ただのあらすじ解説で、小説にもなっていないという、ここまで酷いと逆に興味が湧きます。続編、売れるのでしょうか?とにかく、まれに見るダメダメ小説の行方、ちょっと気になります。★

2009年12月26日土曜日

つけめん つじ田 淡路町 初めて食べました

Ts3k0047 同じ町内のラーメン屋「つけめん つじ田」。いつも外に人が並んでいて、食べたことがありませんでした。今日、初めて並ばずに入店、ようやく食べました。鰹だしに豚骨のスープのつけ麺です。そのまま、すだちを麺にかけて、黒胡椒を麺にかけての順で食べるように張り紙が。確かに美味しかったです。でも、並ぶのは嫌ですけど。



港区図書館で自動貸出機

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港区図書館に自動貸出機が設置されました。下のガラス台に本を置くと、冊数と書名がでて貸出してくれます。館員も若い女性のスタッフが、制服で対応しています。公営図書館も変わってきてます。

2009年12月25日金曜日

たんたんたたた―機関銃と近代日本 兵頭 二十

たんたんたたた―機関銃と近代日本 (光人社NF文庫)写真が入ってないので、機関銃を扱ったり触ったりしたことがない、ぼくにはほとんどデータの固まりとしか判断できませんでした。19世紀末からの日本の機関銃の歴史ですが、専門的すぎて、ほとんどついて行けません。ただ、日本の工業力を機関銃を通じて考えていく際の貴重な資料にはなりそうです。★

2009年12月21日月曜日

世界の見方が変わります

雑食動物のジレンマ 上──ある4つの食事の自然史まだ、読み終わってもないのですが、「雑食動物のジレンマ―ある4つの食事の自然史 マイケル・ポーラン」を読んで、世界の見方が変わりました。植物には、2つの物質が必要で、1つが炭素、そうしてもう1つが窒素。大気組成の80%は、窒素です。大気中では、N2で安定していて、このままでは植物も使えません。そこで、火山の爆発や、雷、根粒菌などで、窒素が分解して硝酸塩などの形になり、ようやく植物が使えるようになります。これが自然な地球の窒素循環の姿ですが、窒素固定法が発見され、石油エネルギーによって大気中の窒素が固定できるようになり、窒素肥料が安く大量に作れるようになって、トウモロコシのとてつもない増産が始まります。人類がいくら農業にいそしんでも、窒素固定により、石油エネルギーを肥料という形に変えない限り、これほどの自然の変形はできません。つまり、石油によって世界の植物編成を変えようとしているわけです。この本、面白いです。
続きを読む前に、窒素循環について勉強しないと。



ダン・オバノン死去

ダン・オバノン、死去だそうです。
エイリアンの脚本家として有名ですが、ジョン・カーペンターと学生時代に共同制作した、
いかにも70年代風映画「ダーク・スター」。
まだ、LDも持っていて、個人的にかなり好きな映画です。
エイリアンにも登場した、汚くて生活臭満載の宇宙船。
雑誌から切り取った、女性ピンナップが貼られた宇宙船。
銀ピカじゃない宇宙船を、最初に作り出したのも、この映画でした。



2009年12月20日日曜日

まだあった、名古屋地下鉄の禁止看板

Ts3k0044 名古屋の国際センターの地下鉄駅にある看板です。3年ほど前に見つけたんですが、まだそのまま。
2:死体
パンク過ぎます、名古屋。



名古屋からメール

Img_5105s ぼくが制御システムを作った、名古屋駅クリスマス照明のタワーズライツ。名古屋の方から、駅前の写真を送っていただきました。凄い人出だそうです。ちょっと嬉しいです。



横浜、大さん橋ホールの放水銃

Rimg0063 横浜、大さん橋ホールにあった、放水銃です。天井の造りが特殊で、スプリンクラーが設置できないため、代わりに設置されています。火がでると、自動で方向転換して、放水が始まるそうです。ボタンを押したいぞ誘惑ぽい、設置物です。



炭火焼肉55番亭の看板

Rimg0054 最近の諸々をアップして置きます。まずは、池上線池上駅近くで見た看板。逆さまになってました???
それと、池上本門寺って、でかいと実感。



2009年12月19日土曜日

六人の探偵たち アーサー・ランサム

六人の探偵たち (アーサー・ランサム全集 (9))ツバメ、アマゾンの面々はお休み。オオバンクラブ4人が、嫌疑を晴らすために頑張ります。でも、自然が相手ではなく、人間が相手で嫌な感じ。やっぱり、ヨットで世間から離れるのが、このシリーズの魅力です。★★



2009年12月17日木曜日

図説地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀 坂本 勝

図説 地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀 (青春新書INTELLIGENCE)前半が古事記で、後半が日本書紀という超ダイジェスト版。どちらも、読んだのが高校の頃なので、忘れていたのも当たり前ですが、ダイジェストもたまにはいいかも。★★

2009年12月16日水曜日

サンドマン・スリムと天使の街 リチャード・キャドリー

サンドマン・スリムと天使の街 (ハヤカワ文庫FT)久々の大ヒット。地上に悪魔や、天使が闊歩するのは、最早ファンタジーとして目新しくなくなりましたが、汚い街と、くだらないジョーク、そしてハードボイルドをファンタジーに組み合わせています。しかも、第一作が、死んだ恋人の復讐にために地獄(文字通りの)から帰ってきた男というベタベタの展開。徹底的なダークジョークと、ベタな展開が会話とマッチして、読むのが楽しくてたまりません。ジャネット・イヴァノヴィッチが、ハーレクインロマンなら、それと同じ手法でハードボイルドを書いています。面白い。★★★★

零崎双識の人間試験 西尾 維新

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)零崎一賊のお兄さん登場。今回は、どんどん殺します。悲惨、でも、人が死ぬときには、何らかの悪がある。賛成です。世界のほうがおかしくて、世の中はグノーシスです。そんな感覚をライトノベルにうまいこと持ち込んであります。★★★

2009年12月15日火曜日

彷徨える艦隊 4 巡航戦艦ヴァリアント ジャック・キャンベル

彷徨える艦隊〈4〉巡航戦艦ヴァリアント (ハヤカワ文庫SF)今回は、手品のような戦略も、百年前の常識が功を奏することもなく、淡々と戦争が続きます。異星人や、戦争の行先など、これからのために一旦落ち着いた雰囲気です。ミニタリーSFとしては、見せ場が無かったわけですが、それなりに楽しく読めました。次巻に期待といった感じです。★★★

2009年12月11日金曜日

東京駅で まい泉 のお弁当

Rimg0010 東京駅、お弁当の種類は多いのですが、やはりあきてきます。ご飯がどこも不味いからだと思いますが。実家からの帰りの新幹線は、京樽にしています。そこで、目先を変えて、東京駅グランスタのまい泉で、カツ丼を買ってみました。目先が変わって、ちょっと楽しかったです。しかし、新作というと、2千円を超えるお弁当がほとんど。これで不味かったら、最悪です。ぼちぼち、ドトールとかにすることを考えようかとか思ってます。



2009年12月10日木曜日

刀語 第2話 斬刀・鈍 西尾 維新

刀語  第二話  斬刀・鈍 (講談社BOX)時代劇をマンガのように書いてみようという趣旨はわかるのですが、ちゃんばらになってない、ロジックはあっても、実際に人間にできないことを平気で書いてはロジックが台無しです。★

魔王とひとしずくの涙 ピアズ・アンソニイ

魔王とひとしずくの涙 魔法の国ザンス20 (ハヤカワ文庫 FT) (ハヤカワ文庫FT)魔王ザンスが、とうとう姿を変えてドラゴンとしてザンスに現れます。しかし、魔王が凄すぎて、知恵と勇気をはっきして問題を解決、そして自分の本質や、人生の意味を見つけるところが、お手軽すぎる展開に。ロールプレイングゲームのように、次々難題が出てきますが、すべて魔王の力でクリア。細かい展開が延々と続き、このシリーズで初めて途中で読むのが辛くなりました。次回に期待。★★

2009年12月8日火曜日

紫メークイン

Rimg0053 中は紫、紫メークインです。ほかほかして、甘め。お味噌汁に入れると美味しいです。ホワイトシチューにもあいそう。



2009年12月7日月曜日

御茶ノ水、旧日立本社の石垣

Rimg0041 御茶ノ水駅横にある、旧日立本社の石垣。幽霊坂部分です。この石垣が壊されるそうで、由来を調べましたが、わかりません。
とりあえず、日立本社が移転したときにはすでにあったそうです。(日立の広報部から回答をいただきました)
そうなると、岩崎男爵邸だったころということになりそうですが、資料が見つかりません。大体、淡路町の元になった鈴木淡路の守の屋敷が載っている地図さえ見つかりません。御家人や、旗本の小さな屋敷がいっぱいあった地域です。
ご存知の方は、ぜひ教えてください。



新本格魔法少女りすか1 2 3 西尾 維新

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)長崎は、実は魔法王国で、水の上を渡ることのできない魔法使いが住む国。原爆も、その魔法王国への魔女狩りの結果だった。そんなディープすぎる設定も、小学生のカップルが主役になると、西尾 維新の独壇場です。登場人物の目新しさ、異質さ、そして存在感が圧倒的。最終巻が書かれていないため、途中で終わっているのが残念ですが、それを差し引いて面白いゲーム小説になってます。★★★

2009年12月6日日曜日

エルサレムから来た悪魔 アリアナ・フランクリン

エルサレムから来た悪魔 上 (創元推理文庫)中世イギリス、ヘンリー二世の治世を舞台にした、CSI、検視官ものミステリーです。キリスト教、イスラム教、ユダヤの3つが平和共存したシチリア王国から、イギリスに3人の捜査官が送り込まれます。魔女と間違われそうな女性の医者、ユダヤ人の捜査官、イスラム教徒しかも肌の浅黒い屈強な奴隷。3人ともがイギリスではまともな人民とはみなされません。この3人が、十字軍で一旗あげた騎士がいるようなイングランドへ。しかも、ユダヤ人の子供殺しの疑いを晴らすため。ここまで、大変な設定を作れば面白くないはずがありません。最後まで、きちんとミステリーしてくれます。しかも、続編も出るようで、女性検視官ものとして、今後も楽しめそうです。★★★★



2009年12月5日土曜日

犬なら普通のこと 矢作 俊彦&司城 志朗

犬なら普通のこと (ハヤカワ・ミステリワールド)沖縄のやくざ者が、組を裏切って大ばくち。馳 星周の「煉獄の使徒」を先月読んだので、なんか古い作品のように感じてしまいました。昔のスタイリッシュな矢作 俊彦作品が懐かしいです。★★★

正倉院ガラスは何を語るか 白琉璃碗に古代世界が見える 由水常雄

正倉院ガラスは何を語るか - 白瑠璃碗に古代世界が見える (中公新書)正倉院に保存されているガラス器は、ペルシア産だとばかり思っていました。著者は、疑問を持ち、製法から産地を特定し、文献から、ガラス器が増えたり減ったりしていた現状をみつけます。まだ、調査途中で、明確な事実こそ書かれていませんが、ガラス工芸家からのアクセスとして貴重な歴史観をみせてくれます。★★

2009年12月4日金曜日

ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3 メデューサとの出会い アーサー・C・クラーク

メデューサとの出会い (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3) (ハヤカワ文庫SF) (文庫) メデューサとの出会いや、太陽風など、科学がまだかっこよかったころの、1番いいクラークがまとまってます。読んで、とにかく楽しい短編集です。★★★