2010年2月13日土曜日

「太平記読み」の時代―近世政治思想史の構想 若尾 政希

「太平記読み」の時代―近世政治思想史の構想 (平凡社選書)江戸時代に流行した、太平記の講釈。その背景にある、「太平記評判秘伝理尽鈔」という本を再評価し、2次大戦まで続く日本の政治思想に流れる底流を、そこにみるという本です。しかし、天道思想、撫民原理など、次々と馴染みのない概念が紹介されていきます。研究書なのでしかたがないのでしょうが、大筋の流れは読めても、そこまでで歯が立ちませんでした。もう少し江戸時代の本を読み直さなければいけないようです。10年後にもう1度、それまでにはもっと勉強しないと。★★★

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