2005年11月29日火曜日

堕天使は地獄へ飛ぶ マイクル コナリー

Mk 「わが心臓の痛み」のコナリーの作品。俗にいう、ハリー・ボッシュ・シリーズの6作目です。コナリーは、読まずに楽しみのために残しておいたのですが、とうとう読み始めてしまいます。ハードボイルド、しかも、ミステリーとしてのできも一流。いうことありません。★★★★



2005年11月28日月曜日

アマゾン・ドット・コムの光と影 横田 増生

479584342209_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 最後の章を読み残したまま、実家に置いていたので、書くのが送れましたが、読んだのは、5年の5月。ちょうどこの前に、「ぼくはオンライン古本屋のおやじさん 北尾 トロ」を読んだ後で、その幸せブリに感動したばかりだったので、ネットワークが便利だけど悲惨な社会も作ることに悲しくなりました。インターネットが幸せを作る幻想が生きていたのは、まだ数年前だったような気が。★★★



陰陽師 瀧夜叉姫 夢枕 獏

416324280501lzzzzzzz 陰陽師の最新刊。今回は長編。蘆屋道満が大活躍。闇狩り師みたいに、立ち回りまで。★★★



2005年11月25日金曜日

陰謀の世界史―コンスピラシー・エイジを読む 海野 弘

416358770509_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 今月初めに読んだ、同じ作者の「陰謀と幻想の大アジア」のきっかけとなった本だと思います。とほほな、陰謀を一挙に羅列解説してあります。ロックフェラーが面白かった。内容は、



フリーメーソン―現代に生きる謎の秘密結社
ユダヤ―八〇年代アメリカのカウンター・カルチャーとしてのユダヤ陰謀説
イリュミナティ―イリュミナティ(=エンライトメント)は悪魔の知恵か!?
ロスチャイルド―世界を植民地化しようという野望!?
ロックフェラー―金融、政治、大学、マスメディア…全米を支配した陰謀財団!?
ルーズヴェルト―パールハーバー、ニューディール政策はルーズヴェルトの大陰謀!?
英国王室―世界政府計画を背後で操る英国王室!?
フェビアン協会―世界を帝国主義へと導いた知識人エリートを作り出した!?
三百人委員会―世界を支配している三百人のエリートによる謎の組織
外交問題評議会(CFR)―世界征服を企むCFRの一大成果は国際連合!?



★★★



2005年11月23日水曜日

サーモンとジャガイモの温かいタルタル

051122_191622 サーモンとジャガイモの温かいタルタルサーモンとジャガイモの温かいタルタルサーモンとジャガイモの温かいタルタル



祖父江慎+cozfish展

051122_135451 楽しかった。
あれだけ、濃い空間にいるだけで幸せです。
配布の紙に、
「山田シリーズ」全2 吉田戦車 「殴るぞ」のバッタモン
なんたって本文組が命でしょ
とか、解説が書いてあって、何倍も楽しめます。



2005年11月20日日曜日

ローマから日本が見える 塩野 七生

479767137801lzzzzzzz 行き詰まった日本を、55年体制からの変革の時とダイレクトに表現してあり、憲法改変の時に、守るべき精神は何なのか考えさせられました。★★★★



2005年11月19日土曜日

路面に地図

051117_145929 高円寺近くの歩道に埋めてあった地図。これすごくいい考えです。



2005年11月17日木曜日

足軽目付犯科帳-近世酒田湊の事件簿 高橋 義夫

412101803601_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 北前船の寄港地として栄えた天領、酒田に暮らす足軽目付。彼らの私的な防備録。盗みといっても、食べるものや、着るものぐらい。ほとんどは所払い。立ち会い時の服装1つ1つにも、前例を引き故事に習う。そうした実例から、江戸時代の一部が見えるという労作です。★★★★



2005年11月16日水曜日

皇室忍者

051115_145334 携帯でデジタル・ズームをかけたので、見えにくいのですが、皇居のお堀の岩を登っている一段。塀の清掃のようです。しかし、忍者だ。



2005年11月15日火曜日

池田屋蒲鉾店

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051114_140521051114_153308 千駄木の池田屋蒲鉾店。砂町銀座の増田屋とは、また違って、ちょっと油のきいた味。3番目の卵入りバクダンは、とても美味。寒くなってきました。



2005年11月14日月曜日

はい、こちら国立天文台―星空の電話相談室 長沢 工

410120521301_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 電話相談の困った話しがいっぱい。この著者、天体の位置計算の本も出されていて、昔、勉強させていただきました。★★



2005年11月10日木曜日

楽園の眠り 馳 星周

419862063601lzzzzzzz 初の池袋が舞台に、幼児虐待がテーマ。登場人物も援助交際女子高生、麻薬売りのDJと、ワンパターン。どこでもいる人物が、犯罪の縁にいるということなのだろうけど、馳星周らしい理解できないような濃密な重いが無くて残念か。★★



回天の門 藤沢 周平

051109_152440 幕末に活躍した、清河八郎の名誉回復本。寺田や事件、新撰組結成時の裏切りとイメージの悪い清河八郎だが、実際は酒屋の息子で、かたい信念の男だったという。しかし、読んでて共感ができない人物では。★★



2005年11月7日月曜日

犬と鬼―知られざる日本の肖像 アレックス カー

406208101609_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 日本に来ている外人には有名な本で、翻訳もあるのに、日本では意外に知られていないという不思議な本。銀行の自己資本比率、年金の崩壊、住専、株価の安値、みんなつながって、日本人ならたぶん知っていることばかりなのに、実際にこういう風に並べられると恐ろしくなります。田中角栄の際にも、書かれていることはみんな知っていることという話しがでましたが、まさしく、それを並べ直すことで理解できることがあります。★★★★★最近、中りばかりで怖いくらい。





グールド魚類画帖―十二の魚をめぐる小説 リチャード・フラナガン

456002723401_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ オーストリアにイギリスから囚人として流された画家が、収容所で体験する悲惨な話しといってしまえば、まるで違った小説になってしまいます。画家が描いた32枚魚の絵が、本当は誰を描いたのか、その人物はどんな人間だったのか、全ては想像にすぎないけれど、迫真で迫ってくる人生、そんな入れ子を装丁込みで楽しめる本です。凄い。自然の描き方が、日本人とここまで違っているというのも、面白いです。雄大なとか形容されるタスマニアが、とんでもなく恐ろしく見えてきます。★★★★★



ついでに、32枚の絵はこちら



2005年11月5日土曜日

陰謀と幻想の大アジア 海野 弘

458242714601_ou09_pe0_scmzzzzzzz_戦前の満州国の成立や、大アジア主義がどこから出てきて、どうして戦後、触ってはいかけないものになってしまったのかの認識。また、そのせいで歴史認識が、あまくなってしまった日本の今の現状にどういった影響を与えているのか。現在に確実に影響を与える、1級の歴史書です。NHKのシルクロードが、21世紀になって再び撮り直されていますが、それが、昔と比べて、まるで魅力のないモノに感じていた、その理由がわかりました。シルクロードを紹介すればよかった前作、しかし、ロマンだけでシルクロードを再び語ることの、歴史認識の甘さ。そういったことが、何故、起こったのか。まった恐ろしい本です。★★★★★



2005年11月4日金曜日

ホーキング、宇宙のすべてを語る スティーヴン・ホーキング

427000097x01lzzzzzzz 16年ぶりに書かれた「ホーキング、宇宙を語る」の新装版です。前作があれだけ話題になったのに、今回は反響もなく、この16年の成果のなさを浮き彫りにしているということでしょうか?せっかく文化の日に読もうととっておいたのですが、実際、期待はずれ。入門書の位置をしめるモノで、宇宙へのアクセスの仕方を考えさせてくれるものではありませんでした。★★



2005年11月2日水曜日

中野 稔さんと飲む

051031_142507 特撮界の大御所、中野稔さんと築地場内で天ぷら。もちろん、お昼からビール!ご馳走して頂いたうえに、貴重な撮影ノウハウも教えて頂きました。中野さんは、冷えてないビール。ぼくは、冷たいビールで、相変わらず。